エリア | 長野県 |
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会社名 | 小竹建設有限会社 様 |
従業員数 | |
事業内容 | |
支援内容 | |
URL | https://www.kotake.jp/ |

抱えていた悩み

成果・解決したこと
会社としての“らしさ”が伝わらない
創業56年、紹介を中心に安定した受注が続いていたものの、ホームページは数年間放置されたまま。施工実績の更新も止まり、ユーザーからは今もなお施工ができる工務店であることが伝わりにくい状態でした。
既存の集客手法に限界を感じていた
集客は紙広告と紹介頼りで、Webからの問い合わせはごくわずか。今後の事業展開を考えたときに、「今のやり方では伸ばせない」という危機感がありました。
会社の方向性を定めたい
注文住宅に加え、新規事業(買取再販・ローコスト規格住宅)にも挑戦予定。「この会社は何を大切にしているのか」「どんな家を建てているのか」というブランドの軸が必要でした。
社内体制の見直しも急務
施工棟数を増やすには、自社大工と外注大工の使い分け、商談の管理体制、採用の仕組みなど属人化からの脱却が求められていました。
経営合宿でブランドの軸と未来の戦略を明文化
まず取り組んだのは、会社の“これから”を言語化することでした。清水社長を中心に、ゴッタライドと1泊2日のブランディング合宿を実施。企業理念「暮らしを想像し、違いを創造する」の再確認から始まり、既存の注文住宅と新規で挑戦する買取再販・規格住宅それぞれの位置づけを整理。さらに、飯田市というクローズドな商圏特性や、理想の顧客像、施工体制や人材戦略まで、多角的に議論を重ねました。この合宿を通じて、小竹建設として「どこを目指すか」「何を大切にしているか」「誰にどんな価値を届けるのか」が明確になり、会社の方向性を社内外に伝えるための軸が定まりました。
ホームページ制作は“戦略起点”でスタート
方向性が定まったあとに取り掛かったのが、ホームページのリニューアルです。ただ作り直すのではなく、企業ブランディングを体現し、集客にも成果を出すための“戦略起点のWeb制作”としてプロジェクトを設計しました。限られた時間の中でもスムーズにプロジェクトを推進することができました。
“らしさ”を伝えるビジュアルとコンテンツ設計
制作では、単に施工事例を並べるだけではなく、小竹建設らしさ――つまり「丁寧な対応」「信頼される関係性」「家族や地域との距離感の近さ」などが伝わるよう、コンテンツ設計を工夫しました。代表の想いを載せたメッセージページや、スタッフ紹介ページには、プロのカメラマンを手配し撮影を実施。ライティングについても、社内任せにせずプロが担当することで、温度感やトーンの統一を意識しました。また、見学予約や資料請求につながる導線も自然に配置し、「読んで共感し、次のアクションへ進んでもらう」流れができるよう設計しています。
制作以外にも、仕組みづくりを支援
Web制作と並行して、商談管理の仕組み化や採用・育成の考え方整理、今後のDX推進に向けた基盤づくりも提案・支援しています。制作物だけにとどまらず、経営に紐づく実行フェーズまで見据えた支援を進めることで、ホームページが単体で終わらない“動くツール”として機能するようになっています。
ホームページのビフォーアフター
Before

after


Web集客の仕組み化がスタート
ホームページ公開後は、反響(資料請求・問い合わせ)が発生するようになり数値でも分析できるようになりました。これまで“何がきっかけで問い合わせが来たのか分からない”という状況から脱却し、数値でWeb施策を評価できる状態に進化しました。
コンバージョン率は安定推移
集客の母数が決して多くない地方エリアでありながら、ホームページの問い合わせは来ています。今後はこの土台をもとに、SEO対策やSNS運用を強化していく方針です。
社内にも好影響。社員が自社に誇りを持ち始めた
「自分たちの会社が、ちゃんと発信できている」という実感が生まれ、社員のモチベーションや帰属意識にも良い影響が出ています。また、商談管理や採用戦略など、DXや組織づくりへの意識改革も加速しています。