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自社サイトからの電話反響を集計する方法
公開日:2020/10/13
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
工務店やリフォーム会社がネット集客を進めるにあたって、数字で管理することはとても重要です。
限られた予算の中で成果を最大化するためには、宣伝広告費として何にいくらかけているのか、どれだけの反響につながっているのかを集計し、費用対効果が高いところに予算を集中したいところです。
反響の中でも、問い合わせや資料請求などのフォームから届く反響は、経路を分析することができるのですが、電話からの反響は解析することが難しいと思われています。
特に、住宅会社の場合、オリコミチラシや郵送DM、ミニコミ誌広告などさまざまなアナログ媒体を使った販促活動をしています。
それぞれの媒体ごとに掲載する電話番号を分ければ、効果測定もできなくは無いですが、コストや管理のことをふまえるとあまり現実的ではありません。
そこで今回は、住宅会社が電話反響(電話コンバージョン)を集計する方法をいくつかご紹介します。
販促費の効果測定ができるように、ぜひ自社に合った方法を見つけて下さい。
ネット広告の電話発信機能で計測する
Google広告やYahoo!スポンサードサーチには、モバイルサイト上で広告と共に、電話番号を表示することができます。
その広告に表示された電話番号をタップした回数の計測が標準機能としてあります。
特徴
●Google広告は、ページの修正が必要なく、簡単に管理画面で設定ができる
●Yahoo!スポンサードサーチは管理画面の設定と、一部ページ修正が必要となる。
●電話番号をクリックされた数なので、誤ってクリックした数も計測されてしまう。
●広告を経由したユーザーのみ集計するため、それ以外の電話CVは集計できない
《Google広告画面》
《Yahoo!スポンサードサーチ画面》
Googleタグマネージャー(GTM)を使って計測する
Googleタグマネージャー(GTM)は、サイト分析やコンバージョン改善に使うタグを一括管理できるツールです。
Googleアナリティクスに代表されるように、自社ホームページを構成するページ、1つ1つに解析タグを埋め込む作業を効率化するツールです。
このGTMには、どこをクリック/タップしたのか、その場所を指定して集計する機能があります。
その機能を活用すれば、電話番号にリンクしている部分をタップした回数を解析することができます。
ネット広告の計測機能と同様、対象がスマホに限定されることと、電話番号をタップしたもののコール確認画面でキャンセルした場合はカウントされてしまうので、実際に通話したかどうかとはギャップが生じてしまいますが、スマホユーザーの動向を把握することはできます。
特徴
●GTMを導入していれば、簡単に設定ができる
●結果をGoogleアナリティクス画面で見ることができるので、電話CVを一元管理ができる
●簡易的な集計しかできないので、実際の電話CV数とは差異が生じる
《Googleアナリティクス画面》
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専用のシステム(コールトラッキング)を導入して計測する
住宅業界に限らず、電話コンバージョンを集計したい!というニーズはあるようで、「コールトラッキング・システム」という、電話反響を計測・解析するための専用のシステムがあります。
料金や機能もさまざまですので、ご興味をお持ちの方は「コールトラッキングシステム」で検索してみてください。
月額1万円ぐらいからあるようですので、把握したいデータと、導入にかかる手間やコストのバランスを考えて検討してみてはいかがでしょうか?
特徴
●タップした数をカウントするのではなく、着信記録に基づいた集計なので正確
●紙媒体などのアナログ広告についても、集計できる
●広告媒体ごとに「いつ、どのくらい電話着信があったか」を集計できる
●電話の流入経路がわかるので、媒体ごとの広告効果を集計できる
●費用が発生する(月額、1万円程度から)
●他のシステムと連動させる機能をもったものもある
コールトラッキングシステムの主な機能
●キーワード計測
●オフライン(紙媒体など)の計測
●フリーダイヤルにも対応
●通話録音
ゴッタライドの独自システムで計測する
自社ホームページからの電話反響(電話コンバージョン)をカウントするために、当社でも独自の集計ツールを運用してきました。10年以上の運用実績があります。
工務店やリフォーム会社さまの自社ホームページに、050で始まる専用ダイヤルを掲載し、発信履歴を計測しています。
特徴
●タップした数をカウントするのではなく、着信記録に基づいた集計なので正確
●応用すれば、紙媒体などのアナログ広告についても、集計できる
●入電時に「ホームページからの反響電話をお繋ぎします」とアナウンスが流れるので、電話オペレーターも安心
●着信の日時や通話時間も記録することができる
ゴッタライドのコール・カウント・システムの主な機能
●050から始まる専用の電話番号をご用意
●通話があったとき、発信者などの情報がメール通知される
●月額3,000円(月50件までの通話料を含む。通話が50件増える毎に+3,000円)
まとめ
ネット広告の集計機能 | GTM(Googleタグマネージャー) | コールトラッキングシステム | ゴッタライドの独自システム | |
集計の基準 | △ ※スマホで「コールボタン」をたっぷしたときのみ |
△ ※スマホで「コールボタン」をたっぷしたときのみ |
◎ ※入電もしくは通話 |
〇 ※通話 |
集計の対象 | △ ※スマホ向けのネット広告のみ |
△ ※スマホ向けサイト |
◎ ※自社HP、紙媒体にも対応 |
〇 ※自社HP、紙媒体にも応用可能 |
メール通知 | × | × | 〇 | 〇 |
費用 | 無料 | 無料 | 月1万円程度~ | 月3,000円 |
電話CVを集計する方法をいくつかご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか?
メディアミックスの時代、チラシなどの紙媒体、SNS、ネット広告など様々な広告をだして自社サイトへの集客を促していきますが、果たして効果測定が正しく行われているのでしょうか?
電話からの問い合わせは計測が難しいと思われがちですが、自社にあった方法で必ず集計をすることをお勧めします。
大切な広告費を最適化するため、数字を把握することがマーケティングの第一歩です。