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工務店・住宅会社必見!ポジショニングマップの作り方 3つのステップ
公開日:2020/03/17
最終更新日:2024/10/15
自社のマーケティング戦略を考える上で、ポジショニングマップをつくりたい。でも、しっくり来るものが作れずにモヤモヤしている。
そんな悩みを抱える工務店・住宅会社の経営者の方、マーケティング担当者の方に向けて記事を書いてみました。
ポジショニングマップとは
ポジショニングマップは下図のように、独立性の高い2軸を設定して、自社の競争優位性を分かりやすく可視化するためのマーケティング手法です。
工務店・住宅会社の場合「自由設計⇔規格住宅」×「シンプル⇔高級感」のような2軸でポジショニングマップが考えられます。
ポジショニングマップの作り方
ポジショニングマップの事例や活用例を見て、自社のものをつくってみるが、なかなかしっくりくるものが出来ない…
シンプルだけど、作成は難しいものです。
ポジショニングマップの作り方 3つのステップ
ポジショニングマップの作り方を3つのステップに分けて紹介します。
【Step.1】競合となる会社をリストアップしよう●ネットでキーワード検索して、HITする会社
●営業時に相見積もりとなる会社
●商圏内で営業車をよく見る同業の会社
ポストイットに1枚1社で書いてみると、実際にポジショニングマップを作る時に便利です。
【Step.2】2軸を考えて、競合会社をレイアウトしよう●大きめの紙に2軸を書いて貼ってみる
●ホワイトボード使うのもあり
可能なら社内のメンバーと一緒に議論してからやると良いでしょう。
【Step.3】しっくりくるものができるまで繰り返す●何度もやる
●2軸しだいでいろいろ変わる
●複数人でやる
一人で考えるのに行き詰まったら、時間を取って複数人でアイデアや意見を出し合いましょう。
精神論なところもありますが、何通りも軸を組み合わせて、しっくりくるまでとにかくたくさん作りましょう。
よくある失敗例
●(表1)例:「安い⇔高い」×「機能(低)⇔機能(高)」
価格が上がれば機能も上がる。当たり前に比例する軸では競争優位性のあるポジションは取れません。相関のある2軸は避けましょう。
●(表2)例:「待たされる⇔スピード対応」
わざわざ待たされる会社を選ぶ理由がありません。顧客目線で需要のある軸を選びましょう。
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ポジショニングマップを作るメリット
ホームページ制作に活用できる
同業他社のホームページを参考にするのは良いけれど、 同じものを作っても当たるとは限りません。小手先のテクニックを真似るのもありですが、ポジショニングマップを作成して、それに基づいた施策を実践する事により、狙った客層に届くホームページに近づきます。
また競合他社との違いを明確化してからだと、デザイナーや制作会社は非常に仕事がしやすいのです。
マーケティングに活用できる
雑誌・チラシなどの販促物、イベントなどでもポジショニングマップで表現したいことが反映されているか、チェックしよう。ホームページも含めて、それらに一貫性をもたせることがブランドづくりにもつながります。
営業に活用できる
ポジショニングマップはマーケティング上の施策だけではなく、営業時にも活用できます。
ユーザーが比較検討する段階で、競合他社との違いを伝えられるかが重要です。伝えられないと、単に価格だけの競争になってしまいます。
営業マンが自信をもってプレゼンできるようにするためにも、ポジショニングマップを活用しましょう。
まとめ
結局のところ、ポストイットに競合他社を書き出して、ホワイトボードに軸を書いて、何度も何度もレイアウトしてみるべきでしょう。
いろんな軸を組み合わせて、繰り返しレイアウトを考えながら、しっくりくるものが作れるまで頑張りましょう!