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建築会社の集客とマーケティングの違いとは?売上や集客力をアップさせる方法
公開日:2024/03/27
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
「売上を上げたい!」「集客力を上げたい!」「もっと反響を増やしたい!」そんな建築会社にとって、集客もマーケティングも非常に重要なものになっています。しかし、集客とマーケティングの違いについて、あなたはしっかりと理解できていますか?
売上を上げるために、集客力を上げるために、反響数を上げるために、集客はどうすればいいのか、マーケティングは何をすればいいのか、分からない建築会社が多いです。
そんなお悩みを持つ方に、今回の記事では、初心者でも分かる建築会社の集客とマーケティングの違いについて徹底解説していきます。具体的な戦略や集客手法についても紹介しますので、最後までご覧ください!
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建築会社の集客とマーケティングの違い
まずは、集客とマーケティングの違いについて解説していきます。建築会社の場合、集客とマーケティングの違いについて理解して行動をしていかないと、競合に客を取られ、差別化できず、埋もれてしまうので、ここでしっかりと理解を深めてくださいね。集客とマーケティングの違いが分かれば、効果的な戦略が立てられるようになり、業界でトップに立つことも夢ではないので、がんばりましょう!
集客とは
まず、集客とは、マーケティングの一部だと覚えてください。文字通り、集客はお客様を集めることです。自社の存在を広く知らせ、お客様との信頼関係を築き、長期的な関係性を育んで、来場させたり、ホームページのお問合せをさせるまでの部分を担っています。
具体的には、ウェブサイトやホームページ、SNS、チラシや広告を活用した情報発信や、口コミや紹介による新規顧客獲得などが含まれます。集客は建築会社が顧客の関心を引く第一歩であり、多くの人にサービスや製品を知ってもらうために欠かせないものです。
マーケティングとは
一方、マーケティングは、商品やサービスを顧客に販売するための包括的な計画や戦略を立てることを指します。つまり、集客は顧客の注意を引く一方で、マーケティングはその注意を商品やサービスの購入につなげるための仕組みづくりが重要となります。
具体的には、誰に対して、どのように集客を行って、どういう行動をさせるのかを考えることがマーケティングになります。
また、マーケティングの目的として、製品やサービスを顧客に販売するだけでなく、ブランドや会社自体を広めることにあります。マーケティング活動を通じて、顧客のニーズや要望に応え、競合他社との差別化を図ることが可能となります。建築業界においても、マーケティングは顧客獲得やブランド認知度向上に不可欠な戦略となっています。
建築会社の集客とマーケティングの関係性
結論、建築会社が成功するためには、集客とマーケティングをバランスよく取り入れる必要があります。やたらめったら闇雲に、集客をしてたくさん人をあつめればいいというわけでもなく、無謀な戦略を立てただけでもダメということです。
魅力的なウェブサイトやSNSコンテンツを通じて集客を促進し、同時にブランディングや差別化を図るためのマーケティング戦略を展開することがとても重要です。顧客のニーズを正確に把握し、適切な手法で情報発信することが集客とマーケティングの成功の鍵です。建築会社の将来の成長や競争力を高めるために、集客とマーケティングの両方に注力することをしていきましょう。
とはいうものの、具体的にどうしていけばいいのか、まだ分からない方が多いと思うので、次に実際どうしていけばいいのか事例をご紹介しながら、解説をしていきます。
建築会社の具体的な集客方法
まずは、建築会社の集客方法について詳しく解説していきます。建築会社が成功するためには、効果的な集客方法が不可欠です。さまざまな手法や種類がありますが、その中でも特に効果的な具体的な方法をお伝えします。
オンラインの集客方法
建築業界におけるオンライン集客方法についてご紹介します。オンライン集客は、建築会社が新しいお客様との出会いや、自社の魅力を広く発信するための重要な手段です。ウェブサイトやSNSを活用することで、より多くの人々に情報を発信し、興味を持ってもらうことが可能です。
オンラインの集客では、どのように自社のホームページやサイトに流入させるかを考えることがとても重要になります。
ウェブ広告
ホームページに一番早く流入させやすいのは、ウェブ広告です。ウェブ広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに表示させるリスティング広告や、外部のサイトやメディアに画像を表示させるディスプレイ広告、InstagramやFacebookなどのSNSに表示させるSNS広告があります。Google広告やFacebook広告を活用することで、ターゲットとなる層に効果的にアプローチすることができます。集客の目的や予算に応じて、効果的な広告戦略を練ることが重要です。以下表にまとめてみました。
リスティング広告 | GoogleやYahoo!の検索エンジンの上位に「スポンサー」として表示される広告のこと。 |
ディスプレイ広告 | 外部のサイトやメディアなどに画像として表示される広告のこと。 |
リターゲティング広告 | 一度自社のホームページに訪れた人に対して、広告を表示させること。 |
動画広告 | Youtubeなどで動画の広告を表示させること。 |
SNS広告 | InstagramやFacebookなどのSNSで広告を表示させること。 |
ウェブ広告は、チラシやポスティングなどの紙媒体に比べて、低額から広告を出すことができ、予算も好きなように設定できるので、中小企業や小さな建築会社におすすめの集客方法です。また、単価も安いというメリットがあるので、販促費に予算をあまり割けない会社は、まずはウェブ広告からはじめると良いでしょう。
SNSの運用
次におすすめなのは、SNSの運用です。自社のことを知らない、自社の商品やサービスを知らない人に向けて、集客を行うには、SNSの運用が欠かせません。FacebookやInstagram、X(旧Twitter)などのSNSを活用することで、建築会社の魅力をビジュアルで訴求し、フォロワーとのコミュニケーションを図り、幅広い層にアピールできる優れた手段です。
SNSでは、今すぐの成果には結びつきにくいのですが、数年後のお客様を育てる媒体として重宝します。一気にやって伸びるものではないので、定期的にコツコツとコンテンツを更新し、フォロワーを獲得してファンを育てていくことが重要です。定期的な投稿やコンテンツの魅力化を通じて、フォロワーの興味を引くこともポイントです。以下表にまとめました。
Youtube | 会社のことをよく理解している人を表に出し、商品紹介やノウハウを動画コンテンツとして発信する。ファンになりやすい。 |
キレイで映える施工事例の写真を投稿する。リールやストーリーで動画コンテンツも発信できるとなおよし。どんな家を建てたいか探している人に刺さる。 | |
TikTok | 10〜20代がよく見ているSNS。未来の顧客を育てる面ではいいのかもしれないが、建築会社はあまりおすすめしない。 |
X(旧Twitter) | 拡散力がどの媒体よりも強いSNS。文章で勝負する媒体になるため、はじめにどんな目的でどんな風に運用するかしっかりと計画を立てる必要がある。 |
公式LINE | LINEで情報発信をしながら、LINEで予約完結できる機能もあるので、顧客の育成や誘導に便利。顧客管理ツールとしても活用できる。 |
いろんなSNSがありますが、全部力を入れて運用する必要はありません。自社の顧客の層が一番いるSNSは何かを考え、1つか2つに絞って運用することがポイントです。何度も言いますが、SNSはすぐに成果は出ません。コツコツ続けなければ意味がないです。長期的な戦略になるので、根気強く続けることが一番のコツです。
MEOの運用
MEOとは、Googleビジネスプロフィールの運用をすることです。MEOもSNSの運用と同じく、コツコツと続けなければ成果は出ません。
「○○市 リフォーム会社」とGoogleで検索すると、Googleマップが上位に表示されることがあります。そのGoogleマップの中でも表示順位があり、Googleに評価されている会社であれば上位に表示されています。
最新情報や商品カード、イベント情報を投稿したり、口コミをお客様に書いてもらったりすることで、Googleに評価され、上位表示をすることができるようになります。
MEOで1つ注意すべきことは、SNSやホームページでアップしている写真や動画、テキストをそのままMEOに引用しないことです。例えば、インスタのリールで投稿したルームツアーの動画をGoogleビジネスプロフィールでも投稿すると、コピーコンテンツと認識され、評価してくれなくなり、上位表示にはならない場合があります。
また、支店ごとにGoogleビジネスプロフィールを持っている場合、全部の支店に、同じ文章や写真を投稿するのも、Googleは評価しない場合があるので、複数のアカウントを持っている場合には、それぞれ違う投稿をするようにしましょう。
過去にブログでMEO対策や運用について書いているので、合わせてご覧ください↓
https://www.gotta-ride.com/blog_cat/07_meo
SEO対策
SEO対策も集客の1つです。自然検索経由でホームページに流入させる方法として、SEO対策があります。狙うキーワードで、ブログやコンテンツを上位表示させ、ホームページにユーザーを誘い込むことがSEOでは重要です。
検索エンジンで上位表示されるためには、適切なキーワードの選定やコンテンツの最適化が欠かせません。地域に特化したキーワードを活用することで、より効果的な集客が可能となります。
SEOもSNSやMEOと同様、1つのブログを書けば、1つのコンテンツをつくれば、成果がすぐに出るわけではありません。SEOはサイトのドメイン力にもかかわってくるので、新しく作ったサイトがすぐに上位表示できるわけではありません。時間をかけて最適化され、Googleに評価されてやっと表示されて順位が変動していくので、時間がかかります。
また、最近ではAIが作ったコンテンツを量産して更新しているサイトもあるので、SEOでは、量よりも質を重視する傾向が強くみられます。ブログもただ書けばいいのではなく、ユーザーの欲しい情報がしっかり書かれた質のいい投稿が評価されるので、手間と時間がかかりますが、地道に行っていきましょう。
SEOに関する過去のブログ記事はこちら↓
https://www.gotta-ride.com/blog_cat/04_seo
メルマガ
メルマガも集客の1つです。すでに自社に何らかの接点を持っている、アドレスが分かっている・登録している見込み客に対して、メールを送り、イベントの告知や商品の紹介、キャンペーンの情報や、お役立ち資料を発信することで、顧客を育てることができます。しかし、メールはウザがられたり、開封しない、拒否されることもあるので、送りすぎや告知のし過ぎには注意が必要です。
また、メルマガを送って、クリックした人や開封した人に架電をすると、反響につながりやすいというデータもあるので、やりすぎには注意が必要ですが、メルマガと架電とセットで行うと効果が期待できそうです。
ホームページ
ホームページは建築会社の顔です。上記の集客方法で受け皿となるのは、ホームページなので、いくらSNSやMEOでキレイに魅力的なことを投稿しても、ホームページも同じように魅力的でないと、ユーザーは離脱してしまいます。様々な媒体から流入してきたユーザーをどんなページで迎え入れて、どのように魅せるのかよく考えてホームページをつくっていきましょう。
集客は全ての集客方法がつながってようやく成果が出るものでもあります。webのオンライン集客方法を上手に組み合わせて、実施し、自社の魅力を効果的に発信し、集客力を強化していきましょう。
オフラインの集客方法
次に、建築会社でできるオフラインの集客方法について解説していきます。オンラインの集客だけやればいいのではない?と思われがちですが、オフラインでの集客も建築会社にとっては必要です。なぜなら、建築会社の場合、お客様とのつながりが最終的に選ばれるかどうかの結果につながってくるからです。
競争が激しい建築会社では、お客様の取り合いも激しいですよね。技術の進歩で、デザイン性や性能もどこも似たり寄ったりになりつつあるのは、お客様も感じています。最終的にどこの会社に頼むのかは、オフラインでの集客方法によって変わるということもあるので、具体的に解説していきます。
折込チラシ・ポスティング
紙媒体が強い地域(高齢の方が多い地域)は、折込チラシやポスティングの効果が高い傾向にあります。折込チラシやポスティングは、ウェブ広告と違って、紙に印刷をし、新聞社やポスティング社に配布をお願いする必要があるため、費用が莫大にかかります。また、効果も、何万部まいてようやく数件の反響がくる程度なので、単価は高くついてしまいます。
しかし、反響は来ないにしても、定期的に続けることによって、毎回見る会社だと認知させることもできるので、何度か続けることが重要です。また、折込チラシやポスティングは、他のチラシに埋もれてしまうことが多いので、見てもらえるようなデザインをしっかりと作り込まないと意味がありません。
このように、費用はかかっても、あまり効果が見られないケースもありますが、やる意味はあるので、予算に余裕がある会社や、まだ認知度が低い会社、紙の媒体が強い地域の会社は、実践してみるといいでしょう。
交通広告
意外と目にするのは、電車やバス、タクシーなどの交通広告です。通勤、通学で交通機関を利用する人に向けて、認知度を高めることができます。ただ、交通機関も、さまざまな広告が並んでいるため、目をひくデザインのポスターや、ぐっと刺さる文言を考える必要があります。交通広告は、費用は安くはないので、それなりの覚悟が必要ですが、使い方次第では、会社のブランディングにも貢献できるので、よく考えて実践しましょう。
展示会
展示場の出展や、銀行などが主催する家づくり展示会やフェスのようなものに参加するということも、集客として有効です。競合も出展していることが多いので、競合の様子を見ながらも、来場した人のリードを獲得することができます。また、顔の見える関係性を築くことで、信頼を得やすくなります。
ただ、出展費用やブースの施工費用、人件費など諸々がかかってくるので、費用対効果が得られない可能性もあります。また、展示会やフェスなどに来る人は、物貰い目当ての人もいるので、顧客対象外のリードも入ってくる恐れがあります。
そのようなデメリットを踏まえながら、展示会やフェスに参加することを検討しましょう。
マルシェや地元のイベントに参加
工務店の場合、自社でマルシェを開催する会社や、地域のイベントに参加する会社が多いです。このようなことを行うと、地域の人との交流ができ、地元の人に信頼される会社として認知されます。地域のイベントやコミュニティに積極的に参加し、地域住民との信頼関係を築くことで、自然と口コミが広がったり、集客の輪が広がったりするので、おすすめです。
ただ、マルシェや地元のイベントに参加する場合、業務と並行して準備や企画を行う必要があり、かなり大変になるので、社員複数人で協力し合いながら、つくり上げていくことが重要です。1人ですべてやるには無理があるので、一人で抱えている場合は、他の社員の方に協力を仰ぎましょう。
オンラインだけでなく、現実世界でも積極的に活動することで、売上や集客力の向上につなげていきましょう。地域社会とのつながりを大切にし、自社の魅力を広く発信していきましょう。これらの集客方法を積極的に取り入れて、建築会社の集客力をアップさせましょう。
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建築会社の集客で抑えるべきポイント
次に、集客で抑えるべきポイントについて解説します。集客はやればいいというものでもなく、他社で成功した事例が自社でも成功するかと言ったら、そうでもありません。注意すべきポイントを理解したうえで、取り組んでいかないと、ムダな費用やお金をつぎ込んでしまうことになるので、しっかりと覚えておきましょう。
自社が戦う市場を明確にし、把握をすること
まず第一に、あなたの会社のターゲット市場を明確にしましょう。どの地域で、どのような顧客層をターゲットにするかを明確にすることで、効果的なマーケティングが可能となります。この市場をしっかりと把握しておかないと、戦略を立てても、間違った戦略を立てることになり、施策をやってもやっても効果がないということになるので、注意しましょう。
市場を把握するということは具体的には、
- 商圏エリアを決める
- 商圏エリアの人口を把握する(年齢別がベスト)
- 商圏エリアの世帯数を把握する
これを把握できたら、自分の勝負する市場にどれだけのニーズがあるのかが把握できますよね。まずは、市場をしっかりと調べることから始めましょう。
他社を分析すること
次にすべきことは、競合となる会社を徹底的に分析することです。よく相見積もりで相手になる会社、比較検討されて負けてしまう会社いくつかありますよね。それらの会社が、どんな特徴があるのかを理解することで、他社との差別化をどのように行っていくかが分かってきます。
具体的には、
- 年間棟数や施工棟数
- 客単価
- スタッフの人数
- SNSのフォロワー数、投稿数
- ホームページの検索ボリューム
- 選ばれる理由
を知ることで、競合分析をすることができます。競合をしっかりと理解できれば、どこで勝負すべきなのかが分かるので、戦略も立てやすくなります。ふんわりとしか競合を認識できていない場合は、しっかりと分析することから始めましょう。
自社の強み、弱みをはっきりさせること
次に、自社のことについて分析をしましょう。他社に負けない強みは何か、他社と同じような部分はなにか、他社に負けてしまう弱みは何かを明確にしましょう。ここでは、理想を述べるのではなく、現実・現状を明確にしてください。理想を強みや弱みにしたことろで、現実とかけ離れている場合、戦略がうまくいかない場合があります。
また、自社の顧客分析も行いましょう。実際に施工をしたお客様にアンケートやヒアリングを行い、自社を選んだ理由や、競合とどこを比べていたのかを聞き取りましょう。また、お客様の年齢・家族構成もデータ化して統計すると、自社がどの層から支持されているかが見えてきます。その支持層が狙うべきターゲット層になります。
市場・競合・自社を分析したうえで、戦略を考える
上記の3つを分析することを3C分析と言います。この分析をせず集客方法を考えても、意味がありません。成果はほぼ出ないと言っても過言ではありません。この分析をしっかりと行ったうえで、集客方法や戦略を考えると、面白いほどうまくいきます。ですが、ほとんどの建築会社は、はじめの分析がしっかりできていないので、集客ができなくて悩んでいる会社が多いのです。
まとめ
建築会社の集客とマーケティングの違いと具体的な方法について解説してみました。いかがでしたでしょうか。建築会社や企業がどれだけ優れた設計や施工技術を持っていても、適切な集客が行われなければ、お客様を獲得することができず、設計や施工もできず、売上を上げることは難しいでしょう。マーケティングでは集客したお客様に対して、建築会社の特長や魅力を伝えることが重要です。適切なマーケティング戦略を立てることで、信頼性や認知度の向上、売上の増加につなげることができます。
建築会社の集客とマーケティングは無関係ではなく、密接に関連しています。集客を成功させるためには、適切なマーケティング戦略を組み合わせることが必要です。お客様に魅力を伝え、建築会社の存在を知ってもらうために、効果的な集客とマーケティングを両方活用し改善を行っていきましょう。
ゴッタライドでは、ホームページ制作以外にも、集客やマーケティングの支援も行っています。3C分析がうまくできない、集客方法や戦略がこれでいいのか分からないという方は、無料相談を行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。1,000社以上の建築会社の実績から、あなたの会社に適した提案をご提供できます。