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工務店がホームページ集客で成功する5つの方法~webマーケティング編~
公開日:2023/04/25
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
工務店がホームページ集客に力を入れることは、住宅業界でビジネスを発展させるうえで、もっとも重要な要素です。しかし、デジタルマーケティングに不慣れな工務店経営者にとっては、ホームページ集客やオンライン手法は少しハードルが高すぎるかもしれません。ましてや、毎日忙しなく進んでいく業務の中で、ホームページ運用をしながら、どうやってホームページでお客様を獲得し、維持していくのかよく分からないという課題を持っている方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、デジタルマーケティングに不慣れな工務店が、ホームページ集客を成功させるための5つの原則について解説していきます。ホームページ集客の成功には、オフラインとオンラインとの両方のアプローチを組み合わせることも大事ですが、今回は、オンラインでの集客方法をメインにご紹介させていただきます。
注文住宅を取り扱う中小企業や地方企業でも、取り組みやすい方法を中心にご紹介しますので、ぜひこの記事を参考にして、ホームページ集客での工務店ビジネスを成功させましょう。ホームページのリニューアルを検討している建築会社、工務店さまもぜひご覧ください。
工務店がホームページを使って集客をするワケ
工務店が集客をするには、ホームページが必要不可欠です。なぜなら、今の時代で、何か行動をしようとするとき、情報収集するときは、必ずインターネットやスマホで検索することが当たり前の習慣になっているからです。
新築を建てたいなと思う人は、まず初めに、インターネットで工務店を探すことから始めるでしょう。実際に、Googleの検索欄では、「工務店 ランキング」というワードが一番上に候補が表示されます。ランキングというキーワードが入っているということは、Google評価やインスタのフォロワー、YouTubeチャンネル登録者数が多い、工務店を探しているユーザーが多くいるということになりますね。
このように、ユーザーは、インターネットで情報を調べ、ホームページに流入し、実績や会社の特徴、家づくりの費用感などを理解したうえで、工務店に問合せする傾向にあります。ホームページがないと、ユーザーの選択肢にすら入らないので、工務店が集客をするとき、ホームページが必須になるのです。
工務店ホームページ集客のSEO対策
工務店がホームページ集客を成功させるための原則1つ目は、ホームページのSEO対策です。ウェブサイト上でユーザーに提供するコンテンツは、価値を提供する必要があります。情報発信を徹底しながら、検索エンジン最適化(SEO)を考慮したコンテンツづくりが必須です。
SEOとは、Search Engine Optimizationの略で、ホームページを修正や改善をして認知度を高め、検索エンジンのランキングを上げることです。SEOを強化して検索結果で上位表示させることによって、ユーザーが検索しているキーワードに関連するページが表示され、工務店の集客効果が高まります。SEOでは、キーワードリサーチを徹底的に行い、コンテンツを最適化し、リンク戦略を考えることが必要です。
SEO対策について分かりやすくまとめたブログ記事があるので、こちらも合わせてご覧ください。
▼工務店ホームページのSEO対策|マイナス要素のチェックリスト
https://www.gotta-ride.com/blog/2014.html
また、SEO対策はただ上位表示させればいいでしょうとイメージされる企業さまも多いかもしれませんが、本当のSEO対策はそうではありません。本当のSEO対策は、上位表示させながらも、反響につながるコンテンツを作ることです。
「SEO強化のためにブログを書いても上位にヒットしない…」
「狙うキーワードでコンテンツを作成しても、思った通りの反響が来ない…」
というようなお悩みを抱えて、ゴッタライドに相談しにくる工務店が多くいらっしゃいます。
工務店のSEO対策では、タイトル、メタディスクリプション、コンテンツを最適化し、狙うキーワードを使用して、検索エンジンの結果におけるウェブサイトの視認性を向上させることが必要です。
反響の出るSEO対策をするには、少しコツがいるので、そのコツさえ押さえておけば、毎月反響がくるコンテンツを作ることができたり、検索結果で上位に載るブログを書くことができます。
では、具体的に工務店が、毎月反響が取れるSEO対策をどのようにすればいいのか解説していきます。
①キーワードの選定
まずは、キーワードの選定をしましょう。キーワード選定は、なるべく外注に依頼するのではなく、自分たちで決められるといいです。なぜなら、SEO対策を依頼する外注先は、工務店のことをよく知らない・わからない会社が多く、的外れなキーワードを選ぶ会社もあるからです。
キーワードを選定することがSEO対策の一番重要な部分です。キーワードがあいまいで、適当なものにしてしまうと、何を伝えたいのかが分からなくなり、ユーザーが欲しい情報とは程遠いページになってしまいます。キーワード選定はじっくりと時間をかけて決めることがポイントです。
工務店のホームページを検索エンジンで上位に表示させるためには、ユーザーが調べるであろうキーワードを選定することが重要です。ユーザーの視点に立ってキーワードを考えてみましょう。例えば、「地名・会社名・工務店・家づくり」などのキーワードを選び、これらをホームページのタイトルやタグ、ディスクリプション、見出しなどに配置することで、検索エンジンに対して、ホームページの内容を明確に伝えることができます。
キーワード選定をするうえで、おススメのツールは、「Googleサーチコンソール」です。
自社のWebサイトがどのキーワードで検索されて、どのキーワードがどれくらいクリックされているのかを一覧で見ることができるツールです。
自社のサービスと結びつくキーワードはどれか、反響につながるキーワードでコンテンツが制作できているか、HPの運用PDCA施策を回す際に活躍するツールですので、ぜひ使ってみてください。
また、「パスカル」もおすすめのツールです。
webマーケティングを強化したい工務店は使ってみることをおすすめします。ゴッタライドでも自社のページ制作や、コンテンツ制作、お客様のホームページ制作の時も活用しています。
パスカルでは、自社サイトの流入検索キーワードが分かる以外にも、競合他社のホームページの流入キーワードも把握することができるのです。分析できるドメインの数は無制限なので、キーワード選定に大いに役立ちます。
SEOやコンテンツづくりに関して専門知識がなくても、無料で受けることができるレッスンも備わっているため、気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
②コンテンツと内部リンク、ページ速度の最適化
次に、コンテンツと内部リンク、ページ速度の最適化をしましょう。
コンテンツ最適化
コンテンツの最適化とは、ユーザーが求めている情報をコンテンツに盛り込んで、質の高いコンテンツに充実させることです。
家づくりを検討しているユーザーは、インターネットを通じて、ハウスメーカーや工務店、建築事務所などさまざまなコンテンツをみて情報収集をしています。情報が飽和状態の中で、工務店が伝えたいこと、アピールしたい強みやこだわりを前面に出しているコンテンツがあると、すぐに離脱してしまうか、見向きもされずに終わってしまいます。
自分の都合ばかりを押し付けるのではなく、相手が欲しいものを用意し、両者の納得のいく形で、お互いが得をする「Win-Win」の関係が築けるようなコンテンツを用意しましょう。
内部リンクの最適化
次に内部リンクの最適化をしましょう。
内部リンクの最適化とは、関連性のある工務店のページ同士をリンクで結びつけることです。
例えば、平屋に関するブログ記事があった場合、その記事の中に、平屋の施工事例のリンクを入れておくなどです。関連性の高いリンクがあることによって、Googleなどの検索エンジンが、ホームページの内容を理解しやすくなります。
ページ速度の最適化
次に、ページ速度の最適化をしましょう。
工務店のホームページのページ速度を確認するには、「PageSpeed Insughts」がおススメです。無料で使えるので、ぜひ使ってみてください。
ホームページのページ読み込み速度が遅いと、ユーザーが離脱してしまうことが多く、検索エンジンの評価も下がる可能性があります。
ページの読み込み速度を上げるためには、
- 画像の最適化
- キャッシュの有効化
- 不要なデータの削除
などを行い、ページの読み込み速度を向上させましょう。
③モバイルフレンドリーなデザイン
最後に、モバイルフレンドリーなデザインにしましょう。モバイルフレンドリーとは、スマホ対応になったホームページのことを指します。今ではもうあまり見られなくなりましたが、数年前は、スマホでホームページを見るときは、パソコンで見ているページと同じページが表示されていたため、文字が小さく、クリックもしにくいサイトが多かったです。
スマホからホームページを見るユーザーが増えており、パソコンよりスマホで情報をリサーチする割合が高いことから、工務店のホームページは、モバイルフレンドリー(スマホに適した)デザインにすることが重要です。モバイルフレンドリーなデザインでない場合、文字が小さくて読めなかったり、手や指でボタンが押しにくい場合があります。
レスポンシブデザインやスマホ専用のデザインを導入し、スマホユーザーの利便性を向上させることで、ユーザーのスマホでの体験を向上させ、検索エンジンの評価を高めることができます。
- キーワードの選定
- コンテンツの最適化
- 内部リンクの最適化
- ページ速度の最適化
- モバイルフレンドリーなデザイン
これら5つのポイントを考慮しながら、工務店のホームページSEO対策を実施することで、Googleなどの検索エンジンからの評価を向上させ、ホームページの視認性を高めて、多くのユーザーにアクセスしてもらうことができます。
また、定期的な更新や改善を行うことも大切なので、最新のSEOトレンドや、検索エンジンのアルゴリズムをチェックして、対応するようにしましょう!
反響が伸びる工務店のコンテンツ
工務店がホームページ集客を成功させるための原則2つめは、コンテンツの充実化についてです。コンテンツは、ホームページ集客のカギです。ただ見た目がきれいなだけのホームページでは、ユーザーは離れてしまいます。ウェブサイトのコンテンツは、訪れるユーザーに直接的に影響を与えるので、もし、ホームページ制作でウェブ制作会社を決めるときは、デザインだけではなく、コンテンツづくりもしっかりと力を入れているかどうか気にするようにしましょう。
工務店のホームページにとって、コンテンツの充実化はとても重要です。
例えば、施工事例やお客様の声などのページで詳しく、分かりやすい表現で説明していると充実したコンテンツだと言えます。情報量は多くても、ユーザーにとって見やすくて、分かりやすい文章であると、ユーザーの信頼性を高め、集客効果をより高めることができます。
では、コンテンツの充実化に関して詳しく解説します。
コンテンツを作り始める前に顧客を知ること
コンテンツをいきなり作り始めるのはNGです!まずはお客様の欲しい情報がどんなものなのかを整理しましょう。お客様を理解するためのコツをご紹介します。
顧客のニーズを理解する
まず工務店がホームページのコンテンツを充実させるためには、顧客のニーズをしっかりと理解することからはじめましょう。
今、住宅業界のマーケティング市場は、非常に多様化しています。
ただ食べて寝るということを満たすだけの空間がほしいというニーズもあれば、家を題材として副業をはじめるために綺麗な映える空間が欲しいというニーズ、落ち着いて休日を過ごせる空間が欲しいというニーズもあります。
自社の創る家やサービスがどの買い手のどのニーズに向けたものなのかを考えることが重要です。
顧客のニーズがよく分からないという工務店の場合は、OB様にアンケートを実施してみましょう。家づくりをするときに、どんな情報を知りたかったのか、どんな理由で会社を決めたのかなどを聞くと、自社では気づかなかったポイントがみえてくることでしょう。
情報の正確性と信頼性を意識する
次に、情報の正確性と信頼性についてです。これもアンケート結果から、自社のどんな部分が安心感や信頼性を感じてもらえたのか、なぜ他社ではなく、自社を選んだのかという答えが、情報の正確性や信頼性になります。
ホームページでいうと、ユーザーが信頼できる情報を得られるように、「会社概要」「施工事例」「スタッフ紹介」などを詳細かつ正確に記載しましょう。嘘の記載や大げさで過激な表現をしてしまうと、ユーザーからの信頼を失い、取り返しのつかないことになってしまうので、注意しましょう。
ユーザー好みのコンテンツ
工務店のホームページでは、ユーザーにとって分かりやすく、使いやすいものである必要があります。
建築業界の専門用語や業界用語を避け、一般のユーザーにでも理解できる言葉でコンテンツを作るようにしましょう。また、見出しや箇条書き、図表などを活用して、情報を整理することも大切です。
多様なコンテンツを提供する
工務店のホームページでは、さまざまなタイプのコンテンツを提供することで、ユーザーの興味を惹きつけることができます。
施工事例や施工の流れ、家づくりに関する設計のアイディアや提案、工務店の特徴や強み、スタッフ紹介など、多様な情報を充実させることで、ユーザーが興味を持つコンテンツに出会いやすくなります。
顧客の声を活用する
工務店のホームページでは、実際のお施主様の声や、口コミのコンテンツを充実させることも有効です。施工事例で実際のお施主様のコメントを記載したり、満足度の高い施工実績を強調させることで、顧客の信頼性を高めることができます。
画像や動画を活用する
最近では、動画で施工事例や実績を紹介する工務店が増えてきました。
よりリアルな情報を写真や動画を通して、ユーザーに伝えることで、直感的に理解しやすく、興味を持ちやすくなるので、写真や動画を活用することはとても大切です。
ブログや記事を活用する
ブログを書いていない工務店はいないほど、ホームページのコンテンツを充実させるにはブログが欠かせません。ユーザーが興味を持ちそうなテーマ(家づくりの豆知識、ノウハウ、アイディア、間取りの工夫など)を定期的に発信することで、ホームページのコンテンツが充実します。
ユーザーの家づくりに対するお困りごとを解決するブログや、家づくりに関するお役立ち情報を発信するブログを書くことで、信頼感を向上させる効果もあります。また、多くのブログを発信しつづけていくことによって、自社を認知したり、興味関心をもってくれるユーザーが増えるため、ブログでホームページに流入する割合も確実に向上していきます。
ブログで何を書けばいいのか、反響につながるブログを書くにはどうしたらいいのか、ブログを書いていて、本当に意味あるの?と思う方は、こちらの記事を参考に見てみてくださいね。
▼SEOに強い工務店ブログの書き方
https://www.gotta-ride.com/blog/3212.html
ホームページは定期的な更新を行う
工務店は、ホームページを作っただけでは、反響につながりません。定期的な更新を行うことが重要です。
新しい情報や最新の補助金やイベントなどのコンテンツを追加することで、情報の鮮度が保たれ、ユーザーの興味を維持させることができます。また、定期的な更新は、検索結果の上位表示にもつながります。
とくに更新頻度を高めたほうがいいコンテンツは、見学会やイベントです。見学会のコンテンツは、見学会開催までに何度も更新することをおすすめします。どんな更新をするのかというと、まずは、予約が入った時です。
・10日10時~〇
・10日11時~×
・10日13時~△
このように見学会ページに予約状況を更新していくと、予約しなきゃ、今すぐしないと埋まっちゃうという気持ちになるため、反響につながりやすくなります。
また、見学会ページでは、建築中の写真も随時更新するといいでしょう。内装がどのように仕上がって、完成したのか、建築の過程を見せることで、より見学会への興味関心度を高めることができます。新規のお客様だけでなく、見込みのお客様に対しても、効果があり、成約に結び付きやすいので、おすすめです。
- 顧客のニーズを理解する
- 情報の正確性と信頼性を確保する
- ユーザーが使いやすくて見やすいコンテンツを提供する
- 多様なコンテンツを提供する
- 定期的な更新を行う
- 顧客の声を活用する
- 画像や動画を活用する
- ブログや記事を活用する
これらの方法を活用して、工務店のホームページのコンテンツを充実させてみましょう。
工務店ホームページ集客を成功させるユーザーエクスペリエンス(UX)改善
工務店がホームページ集客を成功させるための原則3つ目は、ユーザーエクスペリエンス(UX)の改善です。
ユーザーエクスペリエンス(UX)とは、ユーザーがホームページを通して得られる体験のことです。
例えば、「欲しい情報がすぐにみつかった」「表示速度が速くてノンストレスだった」という感想が、ユーザーの体験であり、ユーザーエクスペリエンス(UX)となります。ホームページに訪れたユーザーが、お問合せや資料請求、来店予約などの動作をスムーズにできるようなサイトになっているか今一度確認してみてください。ユーザーのニーズや期待を満たし、ホームページを効果的に利用できるかどうかが重要です。
このUXを向上させることが、工務店がホームページ集客を成功させるために重要な要素になります。具体的に解説します。
ホームページのデザインについて
まずは、UXがいいホームページのデザインがどんなデザインなのかを具体的に解説します。
シンプルで使いやすいデザイン
UXを意識したデザインとは、まずシンプルで使いやすいということです。過剰な情報や複雑なレイアウトは避け、必要な情報を適切な場所に配置し、ナビゲーションをシンプルにすることで、ユーザーがスムーズに情報を取得できるようにしましょう。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、パソコンやタブレット、スマホなど、ユーザーが使用するデバイスどれからでも見やすく、使いやすいレイアウトにするデザインのことです。
さすがに、スマホでパソコンの画面を見せるようなサイトは少なくなってきましたが、まだレスポンシブデザインでないホームページを公開している工務店は、早めにデザインを変更することをおすすめします。
ホームページのコンバージョンポイントについて
次に、ホームページで反響に結び付けるコンバージョン(CV)ポイントについて解説します。
簡単な問い合わせ方法の設置
工務店のホームページでは、ユーザーがカンタンにお問合せや資料請求、イベント予約などができるように、電話番号やフォーム、CVボタンなどの設置をしましょう。ユーザーがお問合せしやすい環境をホームページ上で整えてあげるだけで、お問合せ数がぐんと伸ばすことができます。
地方の工務店の場合、電話でのお問合せはまだ多いと思うので、電話番号を見やすい位置に、大きな文字で表示させるといいでしょう。
クリアなコール・トゥ・アクション(CTA)
CTAとは、Call To Actionの略で、ユーザーを具体的な行動に誘導させることです。例えば、「相談する」「資料請求をみる」「見学会の予約をする」など、ユーザーに対して、具体的なアクションを促し、導線を設定することで、ユーザーの行動を促すことができます。
どれをゴールにするか、どの出口を優先的にユーザーにさせるかによって、目立たせるコンテンツが変わってくるので、無料資料ダウンロードを重要視するのか、来場予約を優先するのか、しっかりと決めておきましょう。以下の観点から自社のホームページの状態をチェックしてみましょう。
・お問合せボタンはスマホで見た時に分かりやすい位置にあるか?
・電話でのお問合せはタップしただけでスムーズにできる状態か?
・サイトに訪れたユーザーがお問合せに至るまでの導線は適切か?
無料コンテンツの提供
工務店のホームページで無料のコンテンツを提供することで、ユーザーに価値を提供し、興味を引き付けることができます。
例えば、普段セミナーでしか聞くことができない、家づくりノウハウや、住宅ローンの組み方、お得に家を建てるアイディアや見積りの相場などの情報を提供することで、ホームページに長く滞在してもらうことができるようになります。
- シンプルで使いやすいデザイン
- レスポンシブデザイン
- カンタンなお問合せ方法の設置
- クリアなCTA
- 無料コンテンツの提供
工務店ホームページのUXを改善するためには、これらのことを実施することが重要です。
集客につながる工務店のSNSの活用方法
工務店がホームページ集客を成功させるための原則4つ目は、SNSの活用です。
今や、SNSは現代のビジネスにおいて欠かせない存在であり、工務店にとっても、反響を伸ばすために必要な手段になっています。ソーシャルメディアは、顧客とのコミュニケーションを促進し、ファンを増やす手段として重要な手法です。
コロナが流行した時期から急速にSNSでの集客が活発になりましたね。SNSを使って、ユーザーに対して、商品やサービスの情報を届けるほか、ユーザーとコミュニケーションをすることによって、企業イメージアップやブランディングにも関わってきます。紙媒体だけを使って集客や認知拡大を行う工務店もいますが、SNSを活用したほうが、もっとスピーディーに認知が広がり、集客しやすくなります。すぐに成果が出にくいのがSNSデメリットではありますが、日々コツコツと続けていれば、必ず売上貢献につながるので、SNSを活用しましょう。
では、具体的にSNSで何をすればいいのかを解説します。
①戦略的なSNS選定
InstagramやYouTube、FacebookやTwitterなど、SNSは様々なプラットフォームがありますが、小さな工務店はすべてをやる必要はありません。
逆に、すべてのSNSをやってしまうと、中途半端な結果になり、逆に会社の印象を悪くしてしまう恐れがあるので、SNSはどれか数個に絞りましょう。
工務店におすすめなのは、Instagramです。家づくりを検討しているターゲット層は、インスタグラムを活用して、参考になる事例を探したり、いい工務店を探しているケースが多いです。とくに20〜40代の子育て世代が多い傾向にあります。
また、インスタグラムでは、写真や動画というビジュアルで見せるという特性のSNSのため、工務店の集客商材にマッチしています。家づくりを検討しているユーザーの中には、理想の家づくりのイメージをInstagramで検索しているユーザーも多いです。
そのため、綺麗な施工事例の写真と、コンセプトがあれば、すぐにはじめられるので、迷ったらInstagramを選ぶようにしてください。
Instagramでは、モデルハウスやお施主様のおうちのルームツアーを投稿するのがおすすめです。見学会の前日には、インスタライブをして、営業マンが見学会会場の案内をすると、より反響につながる傾向にあります。
写真だけの投稿でもいいですが、動画情報を伝えたほうが、何倍もの情報量が瞬時に伝わり、家づくりのこだわりや会社の特徴、スタッフの相性まで伝わるので、ぜひ動画発信に挑戦してみてください。
工務店が集客で成功するInstagramの運用方法について別のブログで解説していますので、合わせてご覧ください。
▼工務店が集客で成功するInstagramの運用方法
https://www.gotta-ride.com/blog/3185.html
②コンテンツの充実
工務店のSNSは、ホームページと同じく、コンテンツを充実させることが必要です。
ユーザーは、「どんな家を建てることができるのか」「どんな暮らしを実現することができるのか」「どんな家づくり体験ができるのか」を知りたがっているので、これらが分かるような写真や動画を投稿する必要があります。
また、最近では、情報が飽和状態になっているので、よりオリジナリティのある、自社ならではのコンテンツが支持されています。
家づくりを1年以内に考えているお客様の場合、デザインのほか、建物の価格や費用・予算に関しても、知りたいと思っていることが多いです。写真に値段を入れてしまうと、安っぽく感じられるので、本体価格などの詳細説明は、キャプションでしっかりと書くようにしましょう。キャプションに詳細がかかれていることによって、お客様が家づくりに対して、よりイメージしやすく、会社のことを把握できるようになります。
③コミュニケーションの活性化
SNSは、企業側とユーザー双方のコミュニケーションが可能です。とくに、Instagramは、アカウントとユーザーとの親密度を重視したアルゴリズムが組まれており、保存やいいね、コメントやDMなどのエンゲージメントが重要になっています。
投稿をするだけではなく、ユーザーからの質問に丁寧に丁寧に答えたり、コメント欄やDMを活性化させることで、よりSNSでの集客ができるようになります。
フォローを返したり、DMをしたりする直接的な交流を図ることで、新規の顧客を獲得し、反響につなげやすくなります。
④キャンペーンやプロモーションの実施
限定キャンペーンやプロモーションを実施することで、フォロワーの興味を引き付け、工務店の集客を促進することができます。
例えば、インスタであれば、フォトコンテストの実施や、限定割引の提供などでキャンペーンに参加するための応募を促したりすることで、SNSを通じた集客効果を高めることができます。
⑤定期的な分析と改善
ホームページと同じく、SNSも定期的な分析と改善が必要です。ほとんどのSNSは、データを分析できるインサイトの機能が備わっています。工務店アカウントが「男女の割合どちらが多いのか」「何歳の人が多くみているのか」「どの時間帯が活発的なのか」などを分析し、ユーザーに適した投稿内容を適切な時間に発信することが重要です。
- 戦略的なSNS選定
- コンテンツの充実
- コミュニケーションの活性化
- キャンペーンやプロモーションの実施
- 定期的な分析と改善
これらを継続的に実施し、工務店の魅力を伝えるコンテンツを発信することで、SNSを活用した集客効果を最大化しましょう。
集客につながる工務店のWeb広告の活用方法
工務店がホームページ集客を成功させるための原則5つ目は、Web広告の活用です。
Web広告は、工務店の認知度を上げるための効果的な方法です。今までであれば、チラシや新聞折込、ポスティングなどの紙媒体の広告を使っていた工務店が多かったと思います。
紙媒体の広告の場合、1回につき30~50万円程度の費用がかかり、時間もかかるけれど、反響は5件ほどしかないような工務店が多いのではないでしょうか。Web広告の場合、すぐに発信ができる上に、数万円で5~10件反響が獲得できる事例も最近では増えてきました。
紙媒体よりも気軽にできることがWEB広告のメリットです。また、紙媒体の場合、一度出稿したら、広告は直すことができませんが、ネット広告の場合は、一度発信しても何度でも修正することが可能です。設定するのが難しいと感じるかもしれませんが、難しいのははじめだけなので、初期設定だけ、外注して、あとは社内で運用できる体制をおすすめします。
今までデジタルで集客していた工務店が、デジタルに完全にシフトチェンジすれば良いというわけではありませんが、コストパフォーマンスがいいWeb広告を今までの集客方法に加えてバランスよく実施することが、工務店ホームページ集客を成功させることにつながります。
一般的に、Web広告は、Google広告やFacebook、Instagram広告などを活用して、リスティング広告やディスプレイ広告を通して、工務店のホームページへの集客やモデルハウスへの来店などを促進します。ユーザーを絞り、効果的な広告文やビジュアルを制作することで、効果的な集客を実現できます。
工務店のWeb広告のポイントを詳しく解説します。
①ターゲット設定の明確化
工務店がWeb広告で一番はじめにすべきことは、ターゲット設定です。
- 地域(エリア)
- 年齢
- 性別
- 興味関心
- 行動
などのターゲティングを行うことで、より効果的な広告展開が可能になります。
ターゲットの設定は、工務店のマーケティング全体に関わってきます。だれに自社のサービスを売るのか、その顧客のニーズは何かを考えてみましょう。
新築や注文住宅を行う工務店の場合、今はお客様の対象ではないけれど、いずれお客様になるかもしれないという潜在顧客がターゲットになってくるかと思います。
同じ家というモノを提供する場合でも、年齢や家族構成、生活スタイルや年収、住まう地域によって求められるニーズが変わるので、自社のターゲットはどれが適切なのか、今一度見直してみてください。
②キーワード選定と効果的な広告文の作成
工務店が次にすべきことは、キーワードの選定です。
自社のホームページがどのようなキーワードで調べられているのかのデータをもとに、工務店の特徴やサービスに関連するキーワードも含めながら、選定をしましょう。このキーワード選定が間違っていると、ムダな費用をかけてしまったり、広告を出しても効果が出なかったりするので、注意が必要です。
さらに、魅力的な広告文を作成し、ユーザーの興味を引くようなメッセージを伝えることも重要です。
③ランディングページの最適化
次に、ランディングページの最適化です。ランディングページ(LP)とは、Web広告をクリックした先にユーザーが訪れるページのことです。
工務店の場合、見学会やイベントページをランディングページにしたり、資料請求のページもランディングページに向いています。
工務店のLPでは、ユーザーが求めている情報を、見やすく端的に表現することが重要です。
④A/Bテストの実施
Web広告の効果を最大限に発揮させるためには、A/Bテストを実施しましょう。1つの広告だけを発信するのではなく、複数の広告を発信して、効果を比較、分析し、改善を行って、最適化を繰り返すことで、より効果的なWeb広告を見つけ出すことができます。
例えば、「予約はこちら」の枠の色を変えてみるとか、強調する文章を変えてみる等の効果検証をしてみるといいでしょう。ほんの少し変えただけでも、CV数が1.5倍変わったというケースもあるので、WEB広告は一度出したら終わりではなく、何度も変更や改善を繰り返していくことが重要です。
1つだけの広告を出して満足してしまう工務店が多いので、競合他社に負けないためにも、複数の広告を用意し、A/Bテストを実施しましょう。
⑤定期的なデータ分析と改善
ホームページと同じく、Web広告も定期的な分析と改善が必要です。クリック数やコンバージョン数、コスト効果などの指標を確認し、Web広告の改善点や効果のあった広告を見つけ出し、改善を繰り返し行いましょう。
- ターゲット設定の明確化
- キーワード選定と効果的な広告文の作成
- ランディングページの最適化
- A/Bテストの実施
- 定期的な分析と改善
これらを実施することで、より効果的なWeb広告を展開し、集客を増やすことができます。
工務店ホームページ集客の成功方法まとめ
工務店がホームページ集客を成功させるための原則5つをご紹介しました。
- 工務店のSEO対策
- コンテンツの充実化
- UXの改善
- SNSを活用した集客
- Web広告の活用方法
工務店がオンラインで集客をすることは簡単なことではありません。しかし、上記の内容を実施することで、ホームページ制作をした後、いいスタートを切ることができ、着々と成果を伸ばすことができます。
どれか1つだけやってもあまり効果がないので、ご紹介した集客方法をいくつか組み合わせて、自社オリジナルの集客方法を見つけ出していただけたら幸いです。
また、ホームページ集客は、やっただけでは成果に結びつきません。継続的な取り組みに合わせて、分析や効果検証が必要です。ユーザーの反応をモニターし、失敗から学び、戦略を最適化し続けることが成功への近道です。
SEO対策やコンテンツの充実、ユーザー体験の向上、SNSでのユーザーとの関わり、Web広告の活用は、デジタルマーケティングを成功させるために必要不可欠な要素です。
これらのアプローチを組み合わせることで、工務店のホームページ集客の困りごとを解決し、より多くのユーザーを集めることができるようになります。