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工務店ホームページのSEO対策|マイナス要素のチェックリスト
公開日:2021/10/26
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
ホームページ集客に取り組むにあたって、SEO(検索エンジン対策)は必須です。
特に工務店においては、限られた人員の中でさまざまな集客施策をやらねばなりません。
効率よくアクセスアップするためのヒントをご紹介します。
SEOは、2つの視点に分類できます。
1つは、狙ったキーワードでコンテンツを作成するなど積極的なSEO対策です。
こちらは新たに何かをするということで、プラスイメージを持ちやすいでしょう。
もう1つは、既存ページにおいてGoogleから評価を落としている点を改善する施策です。
既に存在するページで、ブラウザで普通に見れているので問題に気付けないことが多いです。
しかし、Googleが該当ページを「これはユーザーにとって不便だ」と認識されると、評価が下がります。
本記事では、このマイナス要素を減らす施策について紹介します。
SEOで評価で落としているポイントをチェックする項目をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
SEO、マイナス要素のチェックリスト
Googleは、サイト内のページを順番にみて、それぞれのページにどんな内容が記述されているかを確認し評価します。
Googleは200項目以上でページを評価していると言われていますが、ここでは特に重要なポイントを紹介します。
各ページのマイナス要素がないかチェックしてみましょう。
Googleがクロールできるサイトマップがあるか?
ここで言うサイトマップは、ブラウザでサイト内のコンテンツ一覧を示している「サイトマップのページ」のことではありません。
人が見るためのサイトマップではなく、Googleのクローラーが見るために作成された、ページの一覧表データ(sitemap.xml)のことを指します。
確認する方法としては、Googleサーチコンソールが分かりやすいでしょう。
管理画面で「サイトマップ」のメニューをクリックしたときに、以下のように認識されていればOKです。
ちょっと専門的すぎると感じる場合には、サイト制作を依頼した制作会社に相談してみてはいかがでしょう。
SSLに対応しているか?
セキュリティに対する意識は年々高まっています。
ページを閲覧する際の情報のやり取りを暗号化するSSLというシクミを導入したホームページが一般化しています。
Googleも、SSLに対応していないホームページは評価と下げると公言しており、もしSSLに未対応でしたら早急に対応しましょう。
チェックするには、ブラウザでサイトを開きます。
その際、URLのところに「セキュリティ保護なし」とか「保護されていない通信」などと表示されていたら、SSL非対応です。
制作会社に相談してみてください。
スマホ対応しているか?
工務店ホームページのユーザーの7割くらいは、スマホで見ています。
Googleも公式サイトで、スマホに最適化していないホームページは評価を下げると公表しています。
もし、スマホで見たときにPCで見たときと同じで、文字が小さく、クリックしづらい場合、SEO的に不利になっているでしょう。
スマホ対応は、基本的にサイトの作り変えになるのでコストもかかりますが、今のサイトを改善しても天井が見えているので、リニューアルするのをおすすめします。
タイトルタグが未設定でないか?重複していないか?
ページにはそれぞれタイトルタグというものが設定されています。
タイトルタグは、下記のように検索結果にも反映されます。
PCだと約30文字、スマホだと40文字ほど表示されます。
ページのタイトルは、そのページにどんな内容が記載されているのかを記述するのですが、そのタイトルタグのデータをGoogleは取得しています。
タイトルタグが未設定の場合、設定されているはずの情報が未入力の不完全なページという認識をされるでしょう。
また、気をつけたいのがタイトルタグの重複です。
ページの内容がそれぞれ違っているのに、同じタイトルタグが設定されているというのも、ページの内容が正しく反映されていないとマイナス評価につながります。
メタディスクリプションが未設定でないか?重複していないか?
タイトルタグと同様、各ページにはメタディスクリプションと言って、そのページに関する説明文を設定することができます。
この情報は検索結果に反映され、PCで約130文字、スマホで80文字ほど表示されます。
タイトルタグと同様、ページコンテンツの概要説明であり、Googleがデータを取得しているので、未設定だったり、他のページと重複していたりしたらマイナス評価につながります。
ページをブラウザで見ていても、タイトルタグやディスクリプションは表には出てこない裏側の設定情報なので、確認するには手間がかかったり、特殊なツールを使ったりする必要がありますが、押さえておきたいポイントです。
コピーコンテンツ、重複コンテンツは無いか?
当たり前のことなんですが、他社のコンテンツをそのままコピーしたらいけません。
文章をコピーして、文末を「です、ます」調に変えるだけというのもNGです。
もし、そのようなページがあったら検索結果に表示されなかったり、サイト全体がペナルティを受けてしまったりすることもあります。
また、悪意がなくても、編集過程において自社ホームページ内に同じ原稿を使用したページが存在する場合も、評価を下げてしまうことがあるようです。
通常、ページ閲覧をしているだけでは、コピーコンテンツや重複コンテンツを発見しづらいでしょう。
コピーコンテンツ、重複コンテンツをチェックする方法としては、Googleで検索する方法が一般的です。
サイト内の原稿を選択して右クリック、「Googleで~~~~~を検索」を選択すると検索結果が表示されます。
選択箇所がオリジナルの原稿であれば、検索結果に原稿が重複するページは出てこないので、重複チェックOK!となります。
リンク切れなど、404エラーが発生していないか?
ネットサーフィン中、リンクをクリックしたら「Not Found」と表示され、該当ページに行けなかった…という経験をされた方も多いでしょう。
リンク切れなど、表示したいページが見つからない、というエラーが起きているとユーザーに不便だということで評価が下がります。
チェックするには、Googleサーチコンソールを活用するのがオススメです。
管理画面で「カバレッジ」のメニューをクリックしたときに、以下のように「送信されたURLが見つかりませんでした(404)」と表示されていたら改善が必要です。
クリックすると、具体的にどのページが表示できていないのかが確認できるので対処しましょう。
HITして欲しいページに、noindexタグが設定されていないか?
工務店ホームページの場合、スタッフ紹介のページは検索エンジンにヒットさせたくない、と考えることがあります。
少し技術的な話になりますが、ページとしては存在するが、検索結果には表示されないようにする方法として、noindexタグの設定などがあります。
意図した形で 設定されていれば問題ないのですが、検索結果に表示したいページにnoindexタグが設定されていた場合、何をやってもヒットしません。
確認は、Googleサーチコンソールを使います。
管理画面で「カバレッジ」のメニューをクリックしたときに、以下のように「送信されたURLにnoindexタグが追加されています」を表示があったら、クリックして詳細確認しましょう。
ここでは、スタッフ紹介ページのURLが確認できました。
狙いどおりの設定がされていることが分かったので、問題ありませんでした。
まとめ
工務店ホームページのSEOを進めるにあたって、気付きづらいマイナス要素を確認する方法をご紹介しました。
今回紹介した8つのポイントは、ページを見ていても表面には出ておらず、内部的に持っているデータが影響しているので、意識的に確認しないと発見できません。
また、ホームページの制作会社も、見た目には影響しないのでやりきれていない部分があるかもしれませんし、契約内容に明記していないため責任の所在があいまいになってしまう領域かもしれません。
いずれにしても、既存ページの改善が必要です。
新たなコンテンツを作成するなど、積極的なSEO対策と共に実践し、アクセスアップにお役立てください。