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工務店・リフォーム会社のSEO対策【第4回】 ~上位表示されているサイトの傾向から改善策を見つける~
公開日:2021/06/15
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
工務店やリフォーム会社が自分でできるSEO について、シリーズで解説しています。
今回は、上位表示されているサイトの傾向から改善策を見つける、というテーマです。
このキーワードで上位表示を狙いたい!という目標を立てたとき、現在の検索結果で上位に掲載されているサイトを分析するところから始めましょう。
成功要因を考えて、真似るところ始めた方が効率が良いです。
そんな上位表示されているサイトの傾向を確認する6つのポイントについて解説します。
検索結果における表示順は、どうやって決まるのか?
Googleでは、クローラというプログラムがホームページを巡回し、サイト内の情報を取得します。
その情報を整理し、200項目以上を評価するアルゴリズムによってランキングを行い、キーワード検索された際の表示順が決まります。
検索結果のページは『検索されたキーワードに対し、Googleの評価が高いホームページが順番に並んでいる』と言い換えることができます。
自社ホームページと、上位に表示されているホームページを比較することで、SEOの具体的な施策が見つけられるでしょう。
競合となる工務店サイトと比較する6つのポイント
上位表示されている競合の工務店やリフォーム会社のホームページと比較する6つのポイントについて紹介します。
検索結果を見て「ウチのホームページよりも、なぜこれらのサイトが上位に表示されているんだろう…」と悩んでいる場合は、以下の視点で自社ホームページをチェックしてみてください。比較することで、その理由が見つかるでしょう。
ページの裏側「タグ」はどうなっているか
最初に競合サイトと比較すべきポイントは「タグ」です。
タグとは、正式に「htmlタグ」のことを指します。
ホームページの裏側でページ表示のために書かれているソースコードのことです。htmlタグを記述すると、画像を適切な場所から呼び込んで表示したり、適切な表示となるようにレイアウトを整えたりします。
さらにページ内文章のフォント大きさや色合い、修飾などもタグを記載することにより表示される仕組みです。
《 htmlタグの例》
記述されるタグの中でも、次にあげるタグは検索結果に大きな影響をあたえます。
title(タイトル)タグ |
ホームページの表題(検索結果の一覧に青文字で表記されるタイトル部分) |
description(ディスクリプション)タグ |
ページ内で表示している情報の概要(ページ内では見えないが、検索結果に表示される説明部分) |
h1タグ |
ページで表示している情報の大見出し(最上位の見出し) |
h2タグ |
ページで表示している情報の中見出し(2番目の見出し) |
見出しタグであるhタグは、h1(大見出し)からはじまり、h2(中見出し)、h2(小見出し)、h3、…とページ内の文章を構造化しています。
Googleはページの情報を取得する際に、ユーザーがブラウザで見ているようなページを見ておらず、タグで記述されている内容を分析しています。
特にh1タグとh2タグを見ることにより、どのようなコンテンツが記載されているかを把握しています。
ホームページのhタグなどを自動取得してくれるチェックツールもあります。
指定した検索キーワードで上位表示されているサイトや、指定したURLを分析できるので、とても便利です。
ラッコキーワード:https://rakko.tools/tools/3/
1ページに含まれる文字数はどうか
SEOのためにブログを書くなら、◯◯文字以上の記事を書かねばならない…
そんな話を聞いたことがあるかもしれませんが、実際に◯◯文字と決まっているわけではありません。
ユーザーに価値のあるコンテンツであれば、それなりの文字数になるだろう、というところから言われている話であり、実際には上位表示されているサイトと比較するのが良いでしょう。
先ほど紹介したラッコツールでは、hタグの調査と同時に確認できます。
ページ内に、どれくらい検索キーワードが含まれているか
検索キーワードがどれくらいホームページに含まれているかどうか?を判断する指標のことを『キーワード出現率』と言います。
キーワードの出現率が高ければ高いほど良いというものでもありませんが、1回も出てこないページは関連性が無いと評価されるでしょう。
キーワード出現率についても、簡単に調べられるツールがあるので紹介します。
ファンキーレイティング:https://funmaker.jp/seo/funkeyrating/
どれくらいインデックスされているか(サイト内のページ数)
Googleは情報量が多いホームページの方が、ユーザーにとって価値が高いという評価をします。
具体的には、ページ数の少ないサイトよりも、ページ数が多いほうが評価される傾向があります。
コンテンツを充実させて、Googleのクローラーがサイト内をしっかり巡回し、すべてのページ情報をインデックス(取得)できるようにしましょう。
Googleにどれだけのページがインデックスされているかを調べるのは簡単です。
Googleの検索窓に「site:(調べたいサイトのURL)」を入力して検索するだけです。検索結果に「〇〇件」とインデックス数が表示されます。
サイト表示の速度は適正か
Googleは、サイトを表示するのにかかる時間が少ないほうがストレスが少ないと評価します。
Googleはページの表示速度も評価基準として「Page Speed Insights」というツールを提供しています。
Page Speed Insightsは、調査対象のサイトURLを入力するだけで、表示スピードについてのスコア評価できます。
モバイルとPCで別々に調査ができ、モバイルの方が厳しいスコアが出る傾向があります。
Page Speed Insights:
https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=JA
スマホ画面で見やすいか
工務店やリフォーム会社のホームページの利用者の7割は、モバイルユーザーが占めているのが一般的です。
Googleもモバイル対応していないホームページは使い勝手が悪いを評価を下げています。
モバイル表示対応できているかどうか、チェックできるツールがGoogleより提供されています。
モバイルフレンドリーテスト:
https://search.google.com/test/mobile-friendly?hl=ja
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自社ホームページとの対比表を作成して比較する
いままで紹介した6つのチェック項目について、表にまとめ自社ホームページを比較してみましょう。
SEOで上位表示したいキーワードを指定し、そのキーワードで上位表示されているサイトと、自社ホームページをまとめてみてください。
比較することにより自社ホームページに足りないものが見えてくる
ExcelやGoogleスプレッドシートを使って、hタグの設定、文字数、キーワード出現率、インデックス数、スピードテスト、モバイルフレンドリーテストのそれぞれでまとめましょう。
競合となる上位表示しているサイトと、自社ホームページを比較し「自社には何が足りないのか?」劣っている部分をチェックします。
Googleは、ドメインの歴史、サイトの更新頻度、SSL対応など200以上の項目を評価し、検索結果の順位付けをしていると言われています。
今回紹介した項目は、とくに優先的に確認したいポイントですので、まずはここから比較して競合サイトに勝つところから始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
なぜ、自社ホームページが他社よりも下位に表示されているのか分からない…といった方に向けて、比較すべきチェック項目を紹介しました。
上位表示されている工務店やリフォーム会社と、自社ホームページを比較することで、SEOの改善点が見えてきます。
Googleの評価を高めるには、1つひとつ地味な作業が求められますが、まったく答えが分からずにSEOに取り組むよりは非常に進めやすくなると思います。
ぜひ作業を積み重ねて、上位表示を目指しましょう!