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工務店・リフォーム会社のSEO対策【第3回】 ~ローカル検索に対応した検索順位の確認方法~
公開日:2021/06/08
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
前回からに引き続き、『自分で出来るSEO』について、シリーズで解説しています。
第1回ではSEOの基本的な部分についてふれ、第2回では目標設定の仕方と改善策の導き方を説明しました。
今回は、検索結果における表示順位のチェック方法を紹介します。
順位チェックツールを使った、本当の順位を知る方法について紹介します。
検索順位をチェックする際に必要なこと
工務店やリフォーム会社がSEOに取り組む場合、表示順位を正しく把握する必要があります。
「検索順位の把握って、PCやスマホでキーワード検索すればいいだけのことでしょ?」と思われるかもしれませんが、継続的に、正しく、順位を把握するのは少し面倒です。
表示順位をチェックする際に押さえておきたいポイントを紹介します。
パーソナライズ、ローカライズの影響を考慮する
Googleの検索結果は、ユーザーの検索履歴や閲覧したサイトの履歴を考慮したり、位置情報を踏まえた地域性を反映したりしています。
工務店やリフォーム会社であれば、対象となる顧客は会社の近隣になるので、会社で順位チェックをすれば問題ありません。
しかし、ブラウザのシークレットモードを使うなど、パーソナライズされていない検索順位を把握する必要があります。
定期的に順位チェックする
検索エンジンの検索順位は、日々変わります。
Googleの検索アルゴリズムの変更や、競合サイトの更新により、検索順位は変動するので定期的に順位チェックをする必要があります。
知らぬ間に表示順位が下がっていた…なんてことも起きてしまいます。
競合サイトの動向や自社の状況を把握するために、定期的に順位をチェックしましょう。
順位変動の履歴を把握する
検索エンジン対策として、ページを改善したり、コンテンツを作ったりするのですが、その成果を把握するためには、順位の変化を見たいです。
時系列で表示順位を見ることで、狙った成果に近づいているのか否かを知ることができ、社内にノウハウを蓄積することができます。
PDCAを回すためにも、履歴を記録するのはたいせつなポイントです。
対象キーワードを網羅する
SEO対策で上位表示を狙うキーワードとして、「工務店+(地域名)」や「リフォーム+(地域名)」が挙げられますが、SEOでアクセスを増やし、反響を増やすには対象となるキーワードは100個ぐらい想定したいところです。
検索順位チェックツール「GRC」の紹介
検索順位をチェックする必要性も、押さえておくべきポイントも理解した。
しかし、手動で順位チェックをするのは現実的ではありませんよね。
そんな方のために、順位チェックツールがあります。
ネット検索すると同じような機能を持ったツールがいくつかあるのですが、工務店やリフォーム会社には『GRC』がおすすめです。
GRCとは?概要を紹介
GRCは、PCにインストールして利用するタイプの順位チェックツールです。
クラウド型でサーバー上にアカウントを作成するタイプの順位チェックツールもありますが、工務店やリフォーム会社にはあまりおすすめしていません。
また、GRCには「PC検索版」と、スマホなど「モバイル検索版」が用意されており、それぞれのデバイスでの検索結果を自動取得できます。
GRCの機能と利用プラン紹介
GRCは、対象となる「サイトのURL」と「検索キーワード」を設定しておくと、検索順位を自動的に取得してくれます。
指定した時刻に自動的に順位チェック
GRCは、順位チェックをするタイミングを選ぶことができます。
GRCを起動したタイミングで順位チェックをすることもできますが、時刻指定をして自動的に順位チェックをさせるほうが確実です。
その際、PCの電源が入っていないと順位チェックができないので注意しましょう。
無料版と有料版の違い
GRCは、無料版でトライアル利用し、より本格的に利用したい場合には有料版にする、という使い方ができます。
無料版の場合、チェック可能なURLが3つまで、検索キーワードが10個までという制約があります。
有料版(月額495円~)は、チェック対象のURLや検索キーワードが多くなるので、自社ホームページだけではなく、競合サイトの順位チェックなどもできますね。
詳しくは、公式サイトをご確認ください。
GRC公式サイト:https://seopro.jp/grc/license
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
工務店やリフォーム会社の順位チェックツールにGRCをオススメする理由
冒頭にお伝えしたように順位チェックツールは他にもいろいろありますが、地域密着の工務店やリフォーム会社であれば、GRCをおすすめします。
順位チェックツールは大きく分けて「インストール型」と「クラウド型」があります。
Googleで検索するとユーザーの位置情報を考慮し、ローカライズされた検索結果が表示されます。
工務店やリフォーム会社の場合、商圏が限られているので会社からインターネットに接続し、順位チェックをすることで実態を把握することができます。
クラウド型の順位チェックツールの場合、位置情報を反映することができません。
なので、インストール型の順位チェックツールで知名度も高いGRCを工務店やリフォーム会社さまにはおすすめしています。
GRCで分かること
GRCを使って、順位チェックをしたときにどんなデータが取れるのかご紹介します。
設定したURL、キーワードの順位
画面の上部には設定したURLと検索キーワードに対する『最新の検索順位』が掲載されます。
SEOの対象としているキーワードに対し、Googleには何件HITしていて、何位に表示されているかまで分かるので、上位表示するための難易度も把握することができます。
また、それぞれのキーワードなどの行をクリックすると、画面下に表示される内容が変わります。
表示順位の履歴グラフ
URLと検索キーワードを指定したとき、画面の下部左には『そのキーワードにおける検索順位の履歴』が表示されます。
時期に対して、表示順位が折れ線グラフで表示され、推移が一目瞭然です。
表示順位の履歴データ
画面の下部右には『日付ごとの検索順位』が表示されます。左に表示されているグラフの元データになります。
順位について具体的に把握したい場合には、画面の右下で確認します。
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まとめ
工務店やリフォーム会社が自分でSEOを実施するためには、検索順位を正しく、継続的に把握することが必須です。
検索順位チェックツールを使うと、自動的に調べたいキーワードでの表示順位が記録されるのでとても便利。
順位チェックツールは、ローカル検索の結果を考慮したデータを記録したいので、インストール型のGRCをおすすめします。
定期的に順位チェックするように設定することで、SEOのためにページを修正したり、コンテンツを作成したりする作業の成果を把握することができます。
PDCAを効率よく回すためにも、今すぐ順位チェックを導入しましょう。
GRCの無料版では機能は制限されますが、把握したいデータやツールの使い勝手は確認できるので、まずは無料版を試してみて必要となれば有料版への移行にしてみてはいかがでしょうか?