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工務店、リフォーム会社が注目!建築会社のコンテンツ・マーケティングとは
公開日:2021/05/07
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
いろいろ試したけれど、ホームページから問い合わせが来ない・・・
ネット広告やSEO対策にはお金がかかる・・・
ホームページから反響を取るためには何をしたらいいんだろう・・・
工務店やリフォーム会社のネット集客にはたくさんの悩みがつきものです。
この記事では、工務店やリフォーム会社にとって確実にホームページ反響につながるコンテンツ・マーケティングをご紹介します。
施工エリアが限定される建築会社でも、コンテンツ・マーケティングが使えるのか?といった疑問についても紹介しているので、自社で活用できそうか、検討してみてください。
工務店やリフォーム会社のコンテンツ・マーケティングとは
オウンドメディアを構築したり、ブログを更新したりするのが一般的なコンテンツマーケティングですが、建築会社ではどんなことを指すのでしょうか?
住宅業界だからコンテンツ・マーケティングが向いている!?
コンテンツ・マーケティングとは、情報発信をすることで自社を見つけてもらい、顧客獲得につなげる活動のことを指します。
住宅を購入したり、リフォームを依頼したりする経験は、人生の中でもあまりありません。
経験も少なく、高額な買い物であるため、いろいろ情報収集をしながら発注先を探します。
ユーザーがネット検索をした際、情報発信したコンテンツがヒットして、自社ホームページに誘導する。
サイト内のコンテンツを読み、家づくりの方法や自社の考え方に納得・共感した状態で問い合わせをいただく。
そんな流れができれば、受注確度の高い見込み客獲得につながります。
今までは、オリコミチラシやミニコミ誌など、広告を使って自社の存在を知ってもらうというプッシュ型ですが、コンテンツ・マーケティングはプル型になります。
販促費を使って売り込みをしなくても反響獲得できることが、コンテンツ・マーケティングの特徴と言えます。
どのような情報を発信すればいいのか
情報発信をする目的は、ネット検索しているユーザーに見つけてもらうことです。
会社案内や自社の実績紹介などを発信したとしても、新規顧客との出会いはありません。
コンテンツ・マーケティングで最も重要なことは、ユーザーが知りたいこと、検索している情報を発信することです。
お客様の目線に合わせた情報を発信する必要があります。
工務店やリフォーム会社がコンテンツ・マーケティングをするメリットとは?
工務店やリフォーム会社のほとんどは、既に自社ホームページを持っています。
そんな住宅会社がコンテンツ・マーケティングに注目するようになった理由をご紹介します。
今までのマーケティング手法と問題点
施工エリアが限定される工務店やリフォーム会社にとって、できるマーケティング手法には限りがありました。
見学会などのイベント、メニューチラシをつかった販促活動は、いずれも購買意欲の高い顕在顧客を対象にしたものです。
住宅の購入やリフォームを具体的に考えているので、受注するまでの期間が短いのですが、競合会社との争いも激しく集客コストも高くなっていました。
どうしても資本力のある会社のほうが有利なので、中小企業は別の集客方法を検討していきたいところです。
一方、コンテンツ・マーケティングの対象となる顧客は、情報収集を始めたばかりの潜在顧客も対象になります。
今すぐ契約にはならない中・長期のお客様からお問い合わせをいただき、継続的なフォローによって顕在顧客に育てていきます。
コンテンツ・マーケティングの4つのメリット
工務店やリフォーム会社がコンテンツ・マーケティングを取り組む4つのメリットをご紹介します。
メリット1:広告費がかからない
今までのマーケティング手法は広告費がかかりましたが、コンテンツ・マーケティングでは不要です。
ミニコミ誌の掲載料、オリコミチラシの費用、自社ホームページにアクセスアップをするためのネット広告など、知ってもらうための費用が必要でしたが、コンテンツ・マーケティングはコンテンツを作成し、検索エンジンからの流入を増やします。
広告費をかけないと認知されないという状態を根本的に変えるのがコンテンツ・マーケティングです。
メリット2:数値で測ることができる
コンテンツ・マーケティングの大きなメリットとして、数値で測れることが挙げられます。
オリコミチラシの場合、かかってきた電話の数ぐらいは計測できますが、途中のプロセスを見ることはできません。
配布数に対して、どれくらいの人が手にとったのか?じっくりと見てくれた人は、どれくらいいるのか?などの情報があれば、改善のヒントが得られそうです。
コンテンツ・マーケティングは、Googleアナリティクスやサーチコンソールといったツールを使い、数値分析ができます。
どこに問題があるのかが分かりやすいので、効率的に改善できます。
メリット3:自社のブランディングができる
興味・関心を持たないユーザーに対してメッセージを届けても、なかなか伝わりません。
コンテンツ・マーケティングは、家づくりについてネット検索をしているユーザーに対して専門的な知識と共に、自社の強みや特徴を伝えます。
工法やデザイン、営業方針など、自社のこだわりをコンテンツ化することで、一貫したところを知っていただけます。
ブランディングには時間がかかると言われていますが、コンテンツ・マーケティングを実践しながら並行でブランド構築を行えば、効率的です。
メリット4:一度作ったコンテンツは資産になる
作成したコンテンツは、資産として溜めていくことができます。
広告はお金をかけないと集客につながりませんが、過去に作成したコンテンツは検索エンジンからアクセス流入を維持し続けます。
長期的に見ると広告にお金をかけるよりも、コンテンツという資産づくりに労力を使ったほうが効率がいいでしょう。
コンテンツマーケティングの進め方
次にコンテンツのマーケティングの進め方を4つのSTEPに分けてご紹介します。
それぞれのステップの内容は、別の記事で詳しく紹介するのでぜひご覧ください。
STEP1:ペルソナ設定
ペルソナとは、ターゲットとなる顧客像のより具体的なものを指します。
ペルソナを設定することで、その後の具体的なアクションや届けるメッセージやコンテンツの内容を決められます。
STEP2:キーワード選定
次にキーワード選定を行います。
コンテンツ・マーケティングは、検索しているユーザーに見つけてもらうところから始まります。
あらかじめ検索キーワードを選定し、(こんなキーワードで検索しているユーザーに見てもらいたい)という準備をしてからコンテンツ作成を行います。
STEP3:コンテンツの作成
実際にコンテンツを作成します。
選定したキーワードに対し、どんなことを知りたがっているかという検索ニーズを踏まえ、原稿の構成をまとめます。
ページのタイトルや見出しなどを先に決めてから執筆を行うケースが多いです。原稿が用意できたら、ページ作成を行い、公開します。
STEP4:効果検証
公開したコンテンツが、検索エンジンに認識されているか?アクセス流入につながっているか?などを確認します。
Googleアナリティクス、サーチコンソールなどを用いて検証し、必要に応じて修正・改善を行います。
コンテンツ・マーケティング事例
工務店やリフォーム会社で、コンテンツ・マーケティングを実践している事例をご紹介します。
工務店のコンテンツ・マーケティング事例
My House Palette (大和ハウス様)
https://www.daiwahouse.co.jp/column/
注文住宅に限らない幅広いテーマのコンテンツを用意
大和ハウスが運営する「My House Palette」は、住まいづくりに関するオウンドメディアです。
住宅だけではなく、お金、土地、スケジュールなど、家づくりに関するさまざまなテーマを網羅しています。
これから家づくりを検討する人にとって、興味深いコンテンツが揃っています。
また、メルマガ登録やスマホアプリの紹介もあります。
ホームページに来たユーザーに対し、継続的に連絡ができる方法を用意することで、中長期的な見込み客を育てていけるシクミが用意されています。
住宅リフォーム会社のコンテンツ・マーケティング事例
住友不動産のリフォーム完全ガイド(住友不動産様) https://www.sokkuri3.com/contents/ 新築そっくりさんの住友不動産が作成したコンテンツです。 知識を持たないままリフォーム会社に問い合わせをすると、強引なセールスが来たり、言いくるめられてしまったりするのではないか…という不安があります。リフォームに関する基礎知識を紹介
まずは、リフォームに関する基礎知識を得てから、業者に問い合わせしてみようという流れがあります。
そこで、住友不動産のリフォーム完全ガイドでは、勉強型のコンテンツを用意。
お客様にも分かりやすい形で、リフォームに関することを紹介しています。
これを見たお客様は、自分にとって必要なこと、やりたいことが分かるので、安心してリフォーム会社に相談することができます。
リフォーム費用に特化したコンテンツ
リフォームを検討する際に最も気にするのは、やはり費用です。
そこで住友不動産のリフォーム完全ガイドでは、費用に関することだけを詳しく解説したコンテンツをいくつか用意しています。
リフォーム会社と打ち合わせする前に知っておきたい、費用の相場、見積りの見方、安くする方法などは魅力的なコンテンツでしょう。
そして、新築そっくりさんの特徴でもある「定価制リフォーム」にも紹介しており、見込み客の心を掴んでいるのではないでしょうか。
まとめ
価格が高く、購入までの検討期間が長い注文住宅やリフォームは、コンテンツ・マーケティングに向いています。今まで広告費を払って集客していたのに比べて、コンテンツを作成すればするほど検索エンジンからのアクセス流入が積み重なっていきます。
資産となるコンテンツを作成するには手間と時間がかかりますが、顕在化した顧客を奪い合うのではなく、情報収集段階の潜在顧客から集客できます。
できる範囲で始めて少しづつ修正しながら、コンテンツ・マーケティングにチャレンジしてみましょう。
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