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工務店、リフォーム会社のMEO対策 ~やるべき事、やってはいけない事~
公開日:2021/04/27
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
MEOとは「Map Engine Optimization」の略で、ローカル検索をしたときに上位表示をめざすものです。
SEOのマップ版と言えば分かりやすいかもしれません。
工務店やリフォーム会社にとって、商圏のユーザーに告知できるローカル検索はとても重要です。
既に、電話や営業メールで「Googleマップで上位表示させる方法を・・・」という提案を受けたことがあるかもしれませんが、MEO対策は自社でできることがほとんどです。
当記事では、ローカル検索で上位表示するための方法、これをやるとペナルティを受けるリスクがある方法について紹介していきます。
まず知っておきたいMEO対策とは
最近は、キーワード検索をしたときに、Googleマップの検索結果も含まれるようになってきました。
ユーザーの位置情報に基づいたローカル検索の結果が反映されます。
マップ検索において上位表示を目指す施策のことを、MEO(Map Engine Optimization)といい、地域密着の工務店やリフォーム会社にとっても集客効果が期待できます。
MEO対策は、Googleマイビジネスの管理画面から実施できます。
Googleマイビジネスで会社情報などを登録し、定期的なメンテナンスを行うことで上位表示されやすくなります。
なぜMEO対策が重要なのか
工務店やリフォーム会社にとって、MEO対策はSEO対策以上に重要です。
先に述べたように、ローカル検索ではユーザーの現在地周辺にある会社や店舗がマップとともに表示されます。
施工エリアのユーザーに絞ったアピールができるので、効率の良い集客が期待できます。
また、キーワード検索をしたときに、ローカル検索の結果は、通常の検索結果よりも上部に表示される場合があります。
SEO対策をがんばって上位表示したとしても、その上にローカル検索(=マップ検索)の結果が表示されるので、MEOの方が集客効果があります。
現状、MEO対策に力を入れている工務店やリフォーム会社はまだまだ少ないため、対策すれば十分な効果が得られる可能性が高いです。
GoogleマイビジネスにおけるMEO対策で重要になる要素
工務店やリフォーム会社に限らず、GoogleマイビジネスでMEO対策をする際には以下の要素が重要になります。
- キーワードとの関連性
- 情報の正確性
- 会社の知名度やクチコミの評価
以下、1つずつ見ていきましょう。
キーワードとの関連性
まずはキーワードとの関連性です。
Googleマイビジネスで設定した情報と想定しているキーワードの関連性が高ければ高いほど、上位に表示される可能性が高くなります。
ビジネス情報をしっかりと記載し、登録情報とキーワードの関連性を高めるためには、キーワードを情報に盛り込むことが重要です。
Googleマイビジネスで設定できる情報は限られているので、埋められる情報は可能な限り埋めて、情報量を増やすことが上位表示のコツです。
情報の正確性
情報の正確性も、MEO対策において重要な要素です。
Google社のミッションは『世界中の情報を整理し、世界中の人がアクセスできて使えるようにすること』です。Googleは情報の間違いを嫌います。
自社についてGoogleマイビジネスで設定された情報と、ネット上に存在する情報が異なる場合、Googleは間違った情報ではないか?と考え、評価を下げることがあります。
自社ホームページやSNSアカウントなど、自社が発信している情報と、Googleマイビジネスで設定する情報は一致させるようにしましょう。
会社の知名度やクチコミの評価
会社の知名度やGoogleマイビジネス上でのクチコミ評価も、ローカル検索で上位表示されるための要素になります。
会社の知名度は、以下のようなネット上の情報が大きく影響します。
- 会社名や関連商品をキーワードとした検索ボリュームの多さ
- 関連キーワードで検索した際の表示順位
- SNSなどでの話題性
オフラインでのマーケティング活動は社名検索にもつながりますし、SNSでの情報発信がシェアされることで知名度は高まります。
また、Googleマイビジネス上でのクチコミ評価については、高評価の多さやクチコミの絶対数が影響してきます。
基本的にクチコミの数が多く、星5や星4の評価が多い店舗は上位に表示されやすいです。
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Googleマイビジネスで上位に表示されるためにやるべきこと
Googleマイビジネスで上位に表示されるにはある程度のコツがあります。
上位表示されるためにやるべきことは以下の通りです。
- オーナー確認を必ず行う
- 入力できる項目は可能な限り埋める
- 会社情報はホームページやSNSなどと統一する
- 説明文に地域名や関連キーワードを盛り込む
- 顧客のニーズに合った写真を追加する
- クチコミの管理や返信をこまめに行う
詳しく見ていきましょう。
オーナー確認を必ず行う
Googleマイビジネスで上位表示を目指すのであれば、オーナー確認を必ず行いましょう。
オーナー確認とは、Googleマイビジネスが本当にオーナーによって管理されているかを確認するために必要な操作のことです。
オーナー確認を行わないと、Googleマイビジネス上で設定した情報が信用できる情報であると認知されず、評価されません。
オーナー確認は電話やハガキの郵送、メールなどで行うことができますが、ハガキの郵送の場合は認証されるまで1ヶ月近くかかる可能性があるので注意しましょう。
入力できる項目は可能な限り埋める
Googleマイビジネスの情報を豊富にすれば、Googleから有益な情報として評価されやすくなります。
入力できる項目は可能な限り埋めてください。
カテゴリや基本情報の設定だけでなく、サービスや商品などについても可能な限り掲載し、情報量を増やしましょう。
工務店やリフォーム会社の場合は、施工の料金体系や施工例の写真などを入れると、サービスや商品の項目を埋めやすいでしょう。
会社情報は、ホームページやSNSなどと統一する
Googleマイビジネスで設定する会社情報はホームページやSNSなどと統一しましょう。
先に述べた通り、Googleは情報の正確性を重視するため、すでにネット上に存在する情報とGoogleマイビジネスの情報が異なると表示順位が下がってしまう恐れがあります。
よって、Googleマイビジネスを利用する際には事前にホームページやSNSの自社アカウントなどを確認し、情報を統一した上で設定を行いましょう。
また、情報の変更などがあった場合は、可能な限りネット上の情報を同時に更新するようにするのが効果的です。
説明文に地域名や関連キーワードを盛り込む
MEO対策で重要になる要素の章でも解説しましたが、Googleマイビジネスで上位に表示されるためには、想定しているキーワードとの関連性が重要になります。
キーワードとの関連性を手っ取り早く高めたいのであれば、「ビジネス情報」を活用します。
「ビジネス情報」の説明文には、最大750文字まで会社の説明を書き込むことが可能です。
地域名や関連キーワードを盛り込めば、キーワードとの関連性が高くなり、上位に表示されやすくなります。
地域名や関連キーワードを盛り込みすぎて文章自体が読みづらくなるのは問題なので、可読性が損なわれない程度に含めていくと良いでしょう。
顧客のニーズに合った写真を追加する
Googleマイビジネスで上位表示を目指すのであれば、写真も重要です。
会社の外観や施工例など、顧客が求めている写真を追加することで、ユーザーからの関心度が高くなり、集客力アップを期待できます。
写真は30枚ほど掲載したいところですが、きれいな写真を用意するのが難しければ、まずは10枚を目標にしてみましょう。
施工例の写真などについては、自社の色を出しつつ、顧客のニーズに応えられるよう幅広く用意するのがおすすめです。
クチコミの管理や返信をこまめに行う
クチコミ数が多く、高評価だとローカル検索で上位で表示されやすくなります。
Googleマイビジネスでは投稿されたクチコミに返信できるので、こまめにチェックし返信しましょう。
投稿があった際には、オーナーのメールアドレスに通知がくるので見逃さないようにしましょう。
Googleマイビジネスでやってはいけないこと
Googleマイビジネスには上位に表示されるコツとは別に、やってはいけないことも存在します。
基本的にはGoogleマイビジネスのヘルプページに掲載されているポリシー(https://support.google.com/business/answer/7667250?hl=ja)に反すると問題になるので、確認してみると良いでしょう。
Googleマイビジネスのポリシーに違反すると、Googleマイビジネスで設定した情報が表示されなくなる上、Googleアカウント自体も使えなくなってしまいます。
ポリシー違反を犯さないよう、事前に確認しておきましょう。
Googleマイビジネスにおける主な違反行為は以下の通りです。
- キーワードを必要以上に盛り込む
- 特典などで顧客に高評価なクチコミの執筆を依頼する
詳しく見ていきましょう。
キーワードを必要以上に盛り込む
まずは必要以上にキーワードを盛り込むことです。以前のGoogleはSEO、MEO共に、情報にキーワードが含まれている数が多いほど上位に表示される時期がありました。
上記のような施策は「ブラックハット」と呼ばれており、キーワードの盛り込みすぎで情報の正確性や読みやすさを著しく損なうため、現在のGoogleにおいてはポリシー違反とされています。
Googleは常に検索しているユーザーが見やすく、信用できる情報を求めているので、基本情報は正確に設定し、「ビジネス情報」の説明文などもキーワードを盛り込みすぎないよう注意しましょう。
特典などで顧客に高評価なクチコミの執筆を依頼する
特典などで顧客に高評価なクチコミの執筆を依頼することも、Googleマイビジネスのポリシー違反になるのでやってはいけません。
Googleマイビジネスのクチコミ機能は一般ユーザーにとってはまだまだ知名度が高いとはいえないので、クチコミの絶対数を増やすためには来客した顧客にクチコミを書いてもらうよう依頼することが重要です。
しかし、割引や特典を付ける代わりにクチコミを書いてもらうなど、クチコミの書き込みに報酬が出るような行為は禁止しています。注意しましょう。
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まとめ
Googleマイビジネスで上位に表示させるためのコツや、やってはいけない施策について解説してきました。
Googleマイビジネスの情報を設定する際には、キーワードとの関連性や情報の正確性を意識することが重要です。
ただし関連性を高めようと過剰にキーワードを盛り込んでしまうと、Googleマイビジネスのポリシーに違反してしまう可能性があります。
また、ネット上における会社の知名度もローカル検索の表示順位に大きく影響してきます。
特にクチコミの絶対数と評価は知名度に大きく関わってくるため、管理や返信をこまめに行うことが重要です。
しかし、クチコミを書いてもらう代わりに割引や特典を付けることは禁止されているので注意しましょう。
Googleマイビジネスを上手に活用して、効果的な集客につなげましょう。