ホームページ制作
ホームページ制作と家づくり、共通点から考える5つの成功ポイント
公開日:2021/02/25
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
- ホームページ制作会社に依頼しているけれど、不満がある
- 他の制作会社を知らないため、こんなもんかな、と諦めがち…
- IT業界の人は、専門用語ばかりで話がわからない…
ホームページ制作会社は、異業種のため仕方ないと諦めていませんか?
ホームページ制作会社とのやりとりで不満を感じているのであれば、お互いの理解を深めることで解消できます。
『ホームページ制作』は、『家づくり』の仕事とよく似ています。
『ホームページ制作』の業務を『家づくり』にあてはめて理解することで「どんな期待をしたらよいのか」、「どのような仕事を依頼したらスムーズに進むのか」が分かり、ストレスも減り、成果も得やすくなります。
家づくりの仕事において、利益も残ってスムーズに進む事例もあれば、計画どおりに進まない案件もあることでしょう。
さらにクレームが発生し、精神的な負担も大きくなるプロジェクトがあるのも同様です。
そのような問題を解決するために本記事では、『ホームページ制作』と『家づくり』の共通点を理解して、失敗しないための対処法を紹介します。
共通点 1:プロジェクトの進め方
- 顧客が期待できる / 期待できないこと
- サービスとして提供すること / 提供しないこと
このような「できること」と「できないこと」の認識があいまいなまま進めると、お互いに満足のいく結果となりません。
具体的には、発注者が、「専門家としてのアドバイスを期待したのに、期待ほどではなかった」「お客がいうことを形にするだけで専門家としての提案がなかった」など、期待したことと提供されたサービスのギャップに対し、不満がふくらむのです。
成功するための対処法
発注者は、プロジェクトの進める際、事前に整理しておくポイントが2つあります。
- どんなサービスを求めているのか? 期待しているのか?
- 発注先である制作会社に、その期待をしていいのか?
制作会社を選ぶ際に、この2つのポイントを確認しておくことにより、発注後のトラブルを防ぐことになるでしょう。
共通点 2:予算オーバー
住宅会社もホームページ制作会社も、おおよそで予算を決めてしまうと失敗することがあります。
具体的には、「〇〇万円くらいで予算を決めておきましょう」「あとは仕事を進めながら調整しましょう」と、あいまいな決め方によるものです。
このような場合、打ち合わせを進めていくにつれ、顧客の要望がどんどん大きくなっていき、当初の予算をオーバーしてしまうことがよくあります。
その予算オーバーした分に対し、制作会社がガマンして当初の予算どおり進めるか、オーバーした分を追加発注して進めるか、当初の予算枠に収められるよう要望を減らし妥協すか、のいずれかです。
発注時に、その説明がなく心づもりが出来ていない状態だと、誰かが後味の悪い思いをしてしまいます。
成功するための対処法
予算オーバーが原因で、妥協して中途半端なモノを作らないための対処法は、契約前に双方の予算範囲のすり合わせが大事です。
発注者は「自分が何を期待しているのか?」、「どこまでが予算に含まれているのか?」を事前に確認しておきましょう。
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共通点 3:後からの仕様変更
ホームページ制作も家づくりも、後からの仕様変更は大きな負担となります。
仕様やデザインが決まって、コーディング作業を進めているのに「やっぱり色合いを変えてください」や「トップページのレイアウトを変更してもらえませんか」といった要望は、大きな負担となります。
家づくりに置きかえてみると、来週、着工するのが決まっているのに「間取りを変えたい」と言われるのと一緒です。
工程が進んでいるのに、確定した仕様を途中変更するのは簡単ではありません。
コストやスケジュールなど他のところにしわ寄せがいくことになります。
成功するための対処法
『ホームページ制作』も『家づくり』も、後から仕様変更するには、コストがかかることを理解しておきましょう。
打ち合わせにて「これで確定でいいですか?」と確認されるときには、(こんな感じで良いんじゃない?)と詳細を確認せず、雰囲気で進めないようにしましょう。
後戻りしない覚悟で確認することが大事です。
共通点 4:スケジュールの遅れ
ホームページを発注するときには「春の繁忙期に向けて、新しいホームページを準備しておきたい…」といった集客における計画があるでしょう。
また、ホームページ制作会社にとっても、デザイナーやコーディングを行うメンバーのスケジュール管理を行っているので、1つのプロジェクトが遅れると他にしわ寄せが行ってしまうので、お互いにスケジュールどおり進めたいところです。
『家づくり』に置きかえてみると、当初の着工日に合わせて、大工さんなど協力業者さんのスケジュールを押さえておいたのに、お施主様がギリギリになっても返事をくれないので、手配した職人さんたちにどうしていいのか…と頭を抱えたくなるような状態と一緒です。
協力業者さんとの信頼関係が失われてしまうことや、スケジュール変更の結果、手配していた人が使えなくなった…というケースも発生します。
ですので、当初のスケジュールでスムーズに進められるようにしたいのは、よく分かっていただけると思います。
成功するための対処法
ホームページ制作も家づくりも、スケジュールがしっかり組まれていることを必要とします。
スケジュールを組む際には、次の3つをポイントにしましょう。
- 中間目標を設定する
- 打ち合わせ日を事前設定しておく
- 小さなタスクでも、期日を守る
発注者も受注者も、互いに計画通り進めるための緊張感をもつことが成功への対処法となります。
共通点 5:担当者との相性
『ホームページ制作』も『家づくり』も、窓口となる担当者が満足度に大きく影響します。
一方、担当者しだいで、プロジェクトが失敗するのも似ています。
担当者の連絡不足があったり、うっかりミスが続いたりすると、最初のうちは顧客も我慢してくれるでしょう。
しかし、同じようなミスをくり返していると、積もり積もってある日爆発し、大きなクレームとなるケースがあります。
- クレーム対応で、他のスケジュールはぐちゃぐちゃになる
- やり直し工事などで、プロジェクトの収益性は悪化する
- 精神的なストレスが増え、仕事ができなくなる
といったパターンは、よくある話です。
ホームページ制作においても、モヤモヤをずっと抱えてて、ある日ブチ切れてしまった…というご経験の方もおられるかもしれません。
受託者側に問題があって100%悪い状況もあるでしょうし、ちゃんと業務を進めているのになぜかクレームになってしまったというケースもあるでしょう。
いずれにしても、顧客とスムーズにプロジェクトを進められるように、関係づくりをしたいところです。
成功するための対処法
『ホームページ制作』も『家づくり』も、担当者の低い能力が原因で失敗することがあります。
契約前に「どのような人が担当するのか」を確認しておきましょう。もし「少し、この人では不安だな」と思ったら担当者を変更してもらうのも方法の1つです。
一方、先に紹介した共通点の1~4の要因が重なったら、担当者のせいには出来ません。
トラブルは、起きるべくして起きています。
信頼関係がこじれると、プロジェクトはうまく進みません。
気になることがあったら、早めに手を打っておきましょう。
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まとめ
今回は、『ホームページ制作』と住宅会社の『家づくり』の共通点から考えられる5つの成功ポイントを紹介してきました。
『家づくり』の仕事に当てはめて考えたら、ホームページ制作で失敗するパターンを理解できたことでしょう。
ホームページ制作は、住宅産業とおなじく「労働集約型産業」です。オーダーメイドで、工程ごとに手作業で行います。
「ホームページ会社は、異業種だからよくわからない」という認識のままでは、連携はうまくいきません。
ホームページ制作会社と上手に付き合っていくためには、お互いの事業内容の共通点を理解することが大事です。
「自社はどのような制作会社を求めているのか」を考えることで、自社に合った制作会社を再認識でき、プロジェクトを円滑に進められるポイントも理解できることでしょう。