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集客のデジタルシフトは住宅業界に必須!活用事例集
公開日:2021/02/18
最終更新日:2024/10/15
こんにちは。
工務店、リフォーム会社のホームページ集客支援のゴッタライドです。
「SNSメディアを活用して、見込み客の個人情報を入手できないものだろうか?」
住宅業界におけるチラシによる見込み客獲得では、コスト高に悩まされていませんか。
そのような状況において・・・
「SNSで家が売れるって本当?」という、事例もちらほらと、話題になっているのです。
顧客ニーズが戻りつつあるコロナ禍において、K字回復により企業の格差は広がる一方です。
住宅業界でも企業による格差は、例外ではないでしょう。K字回復により、売上が伸びた会社と回復しない会社の差は広がっています。
その差の違いは、「自社のビジネスがデジタルシフトをできたか」につきるでしょう。
本記事では、コロナ禍を乗りきるための住宅業界の集客に、「デジタルシフトをどうやって取り入れるのか?」について解説していきます。
景気回復の2極分化が拡大する中、デジタルシフトを活用して集客している企業事例も紹介していきましょう。
「ウチは、規模が大きくないけれど、反響獲得をアナログからデジタルに移行したい」と考えている経営層は、ぜひ集客に役立ててみてださい。
デジタルシフトとは
デジタルシフトとは、「デジタル化が進むグローバル社会においてあらゆる企業活動(経営、マーケティング、人材採用・教育、生産活動、財務活動など。およびビジネスモデルそのもの)において本質的なデジタル対応をすること」です。
出展元:デジタルシフトとは?言葉の意味から最新の調査結果や最先端事例、参考書籍までを紹介
URL:https://digital-shift.jp/startup_technology/about_digital-shift
住宅業界では、紙媒体広告をメインに集客してきました。
デジタルシフトによる集客方法では、オンライン商談やオンライン内覧など、ITツールを活用する企業もあります。
デジタルシフトにより、見込み客との間接的なコミュニケーションが今後の集客で重要になるでしょう。
オンライン内覧を使って、見込み客とコミュニケーションをとるためには、「どこで集客するか」が大きなポイントになります。
デジタルシフトは、Webメディアを活用することにより、効率よく見込み客を集めることが可能です。
Webメディアを活用した集客は、ニーズの高い個人に向けた訴求ができます。
その理由は、スマートフォンの普及による個人の多様化がすすんだためです。
家で過ごす時間が多くなっている今、Webメディアを活用した情報発信は、デジタルシフトによる効率のよい集客方法となるでしょう。
デジタルシフトでK字回復している企業の活用事例
デジタルシフトでK字回復している住宅会社の活用事例を紹介します。
住宅会社の集客では、イメージが重要です。イメージ戦略をかねたデジタルシフトの活用には、「Instagram」「Facebook」「YouTube」の3つのSNSメディアがあげられます。
Instagramを活用する住宅会社の事例
画像投稿をメインとするSNS「Instagram」は、顧客ターゲットを明確にして、投稿した画像に共感するユーザーに認知してもらうことが可能です。
「インスタ映え」する間取りのお部屋画像や、BBQをしたくなるようなウッドデッキテラスの画像など、画像による訴求効果があります。
活用事例では、住宅会社の中でもフォロワー数の高い企業を紹介しましょう。
フォロワー数8.4万人、個性的な内装画像が300件「積水ハウス」
住宅ハウスメーカーの積水ハウスのInstagramでは、リビングを中心とした個性豊かな画像が300件弱投稿されています。
インスタユーザーが「こんなお部屋に住んでみたい」と興味関心をふくらませるほど、実例写真が豊富です。
https://www.instagram.com/sekisuihouse/
建材へのこだわりを投稿画像で訴求する地域に根づいた住宅会社「安成工務店」
山口県を拠点とする住宅メーカー「安成工務店」は、「呼吸する家」をモチーフに北九州エリアの自然木建材にこだわっています。
Instagramに投稿された画像も、木調をメインとする間取りが、オーガニック志向のファンを獲得している要因です。
安成工務店のフォロワー数は、7.9万人で投稿画像数が1101件となります。
https://www.instagram.com/yasunari_komuten/
千葉県の業者が10万人弱のフォロワーを獲得「トミオ」
株式会社トミオは、千葉県千葉市の地域密着の建築会社です。
おどろくことに先に紹介した2社よりもInstagramでの認知度が高く、フォロワー数が9.9万人で投稿画像も1689件となっています。
株式会社トミオのフォロワーが多い要因は、独特なデザインと雑貨を活用したインテリアです。
カジュアルさとオシャレなお部屋画像がフォロワー数の増加につながっています。
https://www.instagram.com/tomio_official/
Facebookを活用する住宅会社の事例
Facebookを活用する住宅会社の場合は、Facebookページを開設して、自社の取り組みや「住まいの役立ち情報」などを配信することが可能です。
Facebookは、実名登録が必要なため、フォロワーの数が信用の大きさにもつながります。Facebookでは、ハウスメーカー2社の活用事例を紹介しましょう。
17,500人がフォローする「セキスイハイム」
住宅メーカーの「セキスイハイム」が運営するFacebookページは、17,500人のフォロワーを獲得しています。
事業活動の発信や「災害時の知恵」など、住まいに関する役立ち情報を定期的に投稿していることが、ファンを増やしている要因です。
https://www.facebook.com/sekisuiheim/
フォロワー数45,000人以上「一条工務店」
一条工務店は、45,280人のフォロワー数のFacebookページを運用しています。
一条工務店のFacebookページは、物件の情報よりも、暮らしに役立つ情報を配信している点がファン増加の要因ではないでしょうか。
https://www.facebook.com/ichijokomuten/
YouTubeを活用する住宅会社の事例
SNSメディアの中でも、動画配信で大きな市場となるのがYouTubeです。
住宅会社は、YouTubeを活用することにより、視覚や聴覚など、広い範囲で訴求ができます。
YouTubeの活用では、4つの企業チャンネルを紹介しましょう。
施主目線で「住む前に知っておくべき情報」を動画配信する「クオホーム」
姫路の工務店「クオホーム」は、注文住宅専門の住宅メーカーになります。
チャンネル登録者数2.95万人の理由は、住宅業界の裏事情などを施主目線により配信している点です。
「家づくりをはじめる前に見て欲しい」というテーマで、住んでからわかるマイホームにまつわる情報を配信しています。
https://www.youtube.com/user/quohome1
外壁塗装工事の一部始終を動画配信する岐阜県の業者「三輪塗装」
三輪塗装は、外壁塗装や屋根塗装など、自社の塗装工事の一部始終を作業段階にわけて動画配信している会社です。
YouTubeチャンネルでは、塗装種類ごとにカテゴリ分けしてあり、視聴者を迷わせないで工事の様子が見られるようになっています。
https://www.youtube.com/channel/UCmNil0Ho5iw5esCxz9c9g5A
自社の強みを打ち出した動画配信で訴求「松尾設計室」
松尾設計室は、大阪と兵庫で高断熱高気密住宅を専門とする点を特徴とした建築会社です。
扱う住宅を「高断熱高気密住宅専門」と明確にしている点が、専門性の高さをアピールしています。
チャンネル登録者数は、3.94万人です。
https://www.youtube.com/channel/UCMzddq7FBK8DiP9-KPzhj9Q
チャンネル登録者数7.51万人「ラクジュ建築と不動産」
ラクジュ建築と不動産は、パッシブデザインの注文住宅とリノベーション事業に関した情報を動画配信しています。
「楽しく家計にも楽な快適な住まい」をテーマに、工務店選びに役立つ顧客目線のコンテンツで構成された動画チャンネルです。
https://www.youtube.com/user/lakuju1
リフォーム会社に特化したウェブ集客支援サービスのページはこちら
受け皿は自社ホームページで
紹介してきたInstagramをはじめとするSNSメディアは、あくまでも集客の窓口の1つです。
自社のFacebookページやYouTubeチャンネルに興味をもった見込み客育成は、自社ホームページの役割になります。
自社ホームページが集客の受け皿となる理由は、SNSやポータルサイトではできない集中した独自の訴求ができるからです。
ユーザーのニーズに合った訴求ができる
InstagramやFacebookページでは、認知効果を広げることはできます。
ただし認知以上の関係性を深めることはむずかしいでしょう。
その理由は、YouTubeやFacebookなど、ポータルサイトと同じく、関連する競合他社の情報が混在しているからです。
自社ホームページでは、SNS経由で流入したユーザーのニーズに合った訴求ができます。
Instagramで紹介した部屋の画像について、くわしく案内することにより、よりユーザーのニーズに近づけるでしょう。
ニーズに合ったオファーの見直し
SNSより誘導した見込み客を最終的に自社ホームページより、具体的にオファーしていきます。
具体的なオファーには、ホームページの「ユーザーから見た次のステップ」がわかりやすくなければいけません。
従来のホームページでは、漠然と「お問い合わせ」フォームを設置されているケースが多かったことでしょう。
ユーザーは、距離を感じて次のステップに移ってくれませんでした。
これからのホームページでは、「オンライン見積り」や「オンラインからの来店予約」をわかりやすく設置することが必要になります。
わかりやすいオファーは、ユーザーの次のステップへのハードルを下げるからです。
SNSにより認知拡大して、自社ホームページのオファーを万全にして、しっかりと商談まで持ちこみましょう。
まとめ
今回の記事では、住宅会社の集客をデジタルシフトする具体的な方法について、紹介してきました。
デジタルシフトの中でも、もっとも大事なのが自社ホームページの運用です。集客力のあるホームページは、一朝一夕で作れるものではありません。
今回の提案では、ある程度のレベルになっているホームページであることが前提です。
アクセスの集まるホームページは、検索エンジンからの評価となるSEO要素も関係してきます。ホームページの運用が大変でリスティング広告を利用する企業も少なくありません。
リスティング広告もアクセス流入の1つの手段となります。
ただし広告で強引に誘導されたユーザーとコミュニケーションを深めていくことは難しいでしょう。
そのため本記事で紹介したSNSなどのメディアから誘導した、“自社に興味を持ったユーザー”を育てることが大事です。
デジタルシフトとともに、広告費を払って強引に集客する時代から、ユーザー自らがニーズを感じて見つける時代になります。
これからは、ユーザーの自発的なアクセスを生みだすシクミづくりが、アフターコロナで生き残れる経営判断となるでしょう。